朝飯は例の「松屋」で朝定食をいただいた。味噌汁と生卵(うーん、今どき珍しい!)、それに納豆と海苔と丼ごはん。まぁーこんだけあれば、朝飯としては十二分である。コーヒーをパーラーでいただき、ホテルに帰り一休み。そのうち、tadoママがホテルまで迎えに来てくれたので、早速、お出かけだ。
この「ちひろ美術館」は2つあって、もう一つは長野の安曇野にある。今年の冬、「うたごえツアーin長野ver3」で長野に出かけた際、楽しみにして立ち寄ったら「冬季休業中」で入れなかった。展示入れ替えの休館では無く、毎年冬はお休みのようである。ちなみに「12月から2月いっぱい」の3ヶ月なので、気をつけた方がいい。 |
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案内には、西武新宿線上井草駅下車7分となっていたが、面倒そうなので、高田馬場からタクシーを利用して、ドーンと「ちひろ美術館」着。
大きな建物かと思ったが、そうでもなかった。ここは、ちひろの終の棲家になった場所なのだそうで、22年間をここで過ごしたらしい。
青梅街道が側を走っているので、静かな割には便利な住宅街なのかもしれない。
bunママは、ちひろがお気に入りで、毎年のように「ちひろカレンダー」を買う。月ごとの奴だが、一年間で12枚、それをどっかにしまい込んで10年も経つのだろうか??? ちひろカレンダー用の壁をしっかり確保しているのである。
現在「孫かで」の最中だが、ちひろの絵は子どもの姿を本当に良く表現していると思う。髪や目など、触感を余すことなく描いている感じがする。自分で編み出した表現方法だと思うが、いつ見ても新鮮だし、いつ見てもあたたかい。 |
展示室には、ちひろの絵とそれを織り込んだ絵本を陳列してあったが、やはり違う。これだけは本物を見ないと、何とも表現しがたい。
微妙な鮮やかさの違いというか、かすれの違いというか………。やはり、本物を印刷や写真で表現するのは、極めて困難だと分かる。いっそ「これしか出来ないんだよ!」と言う方がまだまし!かもしれない。
本物に限りなく近づこうというのが職人技だとしたら、逆に永遠のテーマなのかも知れない。
アトリエ兼書斎が展示されていた。ちひろは、ここでお茶を飲み、ここで絵を画き、ここで息子と遊び、ここで考えたのだろう………。そんな、どこにでもある狭苦しい空間であった。こんな穏やかな時間の中で、夢想し、具現化したのが、この美術館に展示されてる作品群なのだろうか………。 |
ぺーじとっぷ |
入場者は多い。女性の方が圧倒的だし、年齢的にもかなりhigh。ブームはいつか終焉を迎えるが、ちひろの絵に終焉という言葉は似合わない。もっと訪問客の若年化があっても良さそうではあるが、オラ達が訪ねた時は、そーである。
目黒にある「寄生虫館」ってご存じでしょうか???? ここの来館者は「若年層」が多い。お台場と競い合うほどのデートspotとか………。作品はどーでもデートの場!と化すのには問題がないでもないが、若者達への何らかのアピールが「寄生虫館」に存在するのは間違いないようだ。 |
財団法人 目黒寄生虫館 |
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住所 |
東京都目黒区下目黒4−1−1 |
電話 |
03-3716-1264 |
場所 |
JR目黒駅西口バス大鳥神社前下車 |
時間 |
火曜日〜日曜日 10:00〜17:00 |
費用 |
無料 |
内容 |
世界でただ一つの寄生虫の博物館 |
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グルッと一巡りして、入口ホールに戻ってきた。かれこれ2時間以上は経過している。おなかも空く時間なので、美術館のスタッフに訪ねたが近隣にレストランは無い!との返事。
辺りを見渡すと、来館のみなさまはカフェ・エリアで美味しそうに食べ、歓談の真っ最中。屋外カフェが空いていたので、そこで昼飯を………ということになった。
一番美味しそうだったのが「ボルシチ」だったが、売り切れとか………。仕方がないのでmenuはtatoママとbunママに一任。よー分からんが、オーダーの後、いろいろとテーブルに載った。一番あとで出てきたのが「おやき」だ。かなりデカイ。何回か行っている信州でも見た事がない………。
おやきに眼のないオラが、早速手をつけたが半分に割れない。かなり大きな「具」が入っていそーな予感! 無理矢理のぞいたら、入っていたのは紛う方無き「米茄子」。これは無ーべー!という感じだったが、意外に美味しかった。
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