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うたごえツアー in 秋田(第49回日本母親大会レポート)


●2003年8月2日−3日、秋田市に於いて「生命を生みだす母親は 生命を育て 生命を守ることをのぞみます」のスローガンのもと、第49回日本母親大会が開催され、全国から延べ17000人の方々が参加されました。
●大会の「写真集」をUP!ご覧ください。
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■1日目「全体会」■
 深浦から2時間30分(高速道利用)で、目的地の秋田スカイドームに到着。意外に早い。
 全体会のオープニングは地元の高校生も含めた秋田民謡の数々となまはげ太鼓の歓迎で始まりました。

 記念講演は川端純四郎氏の「平和こそ世界の願い−武器のない地球を子どもたちに」と題して行われ、戦争の悲惨さや私たちの取り組みなど示唆に富んだ話題を提供してくれました。この間、秋田空港の隣のため、しばしばジェット機の轟音が………。みなさん、それをものともせずに大変な盛り上がりです。

フィナーレはきたがわてつさんの「日本国憲法前文」に続き大会宣言、特別決議、最後は「青い空は」の大合唱の中で散会となりました。






■2日目「分科会」■

 さまざまな分科会(60分科会)が秋田経法大学キャンパスを中心に開催され、私は40周年記念会館で行われた特別企画「うたごえは平和の力」に参加してきました。
 講師は「きたがわてつ」さん。うたごえは平和の力「あなたにつたえたい いのち 愛 平和」のスローガンのもと、開演30分前には320人の教室がほぼ満員の大盛況。年齢構成は言わずもがなです。
 うたごえの分科会について、きたがわさんに伺ったところ「何回か母親大会の経験があるけれど、今回が初めての分科会ではないだろうか。」とのお話でした。会場の多くの方々は、「きたがわてつと一緒に歌いたい!」ということで参加されていた様子でした。

午前の部 うたごえ教室(10:00-12:00)
 この時間は「秋田合唱団」の「出前うたごえ教室」。 司会は田沼、ギターは田中(団長)、ピアノは石黒、デジタルフォンが佐藤、ミキサーが渋谷(事務局長)の各みなさん、その周りを合唱団の秋田おばこ7−8人が「手話、踊り、振り付け」で、万全の体制です。

 内容は、ほとんどうたごえ喫茶。各都道府県のうたごえ大好き人間の集まりなので、思いもよらぬ大音量。後で聞いた話ですが、別の文科会場にもガンガン聞こえていたとのことでした。
 このため、伴奏も司会の声も聞こえなくなり、ミキサーがとても大変そうでした。振り付けあり、踊りありのにぎやかで楽しくて、最高の「うたごえ」でした。

No 演奏曲目 備   考
1 切手のないおくりもの
2 夏の思い出
3 学生時代
4 たんぽぽ 手話付き
5 野に咲く花のように
6 私の子どもたちへ
7 遠い世界に
8 折り鶴
9 さとうきび畑 11番まで。最後は皆さんdown
10 あなたが夜明けをつげる子どもたち 振り付き
11 まつり 歌:きたがわてつ/踊り付き
12 Love and Peace 副題:私たちは歌い続ける
13 北上夜曲
14 早春譜
15 若者たち
16 ぼくのひこうき 振り付き
17 ウラルのぐみの木
18 仕事の歌 歌:合唱団渋谷さんのソロ
19 Believe(ビリーブ)
20 翼をください
21 戦争は知らない
22 みんなのうた
23 涙をこえて
     

午後の部 1)「愛と平和のうたごえ宅急便「きたがわてつ」トーク&コンサート(13:00-14:30)

 お昼休みを挟んで、分科会は大変な混みよう。どうも、お弁当を食べながら、分科会トレードがあったらしく満員電車状態。

 こんな中で、50歳を目前にして、相変わらず若々しく、あちこちにうたごえの宅急便を届けて回っている「てっちゃん」こと、きたがわてつさんのトーク&コンサートの始まりです。

 いろいろな場所・時間・人々との触れ合いの中から曲が生まれた経緯を紹介しながらの一曲一曲は、より親しみを感じさせてくれました。すてきな助言(?)を兼ねたトークと迫力満点の持ち歌の1時間30分でした。
No 演奏曲目 備   考
1 夜明け前の唄
2 ブラザーサン・シスタームーン
3 海のように山のように
4 そんな町を 手話付き
5 夢があるから
6 バラはあこがれ
7 若者たち
8 子どもたちよ
9 九条 憲法9条の曲
10 ヒロシマの有る国で
11 ローズ
12 ケ・サラ
     

午後の部 2)Sing Out(14:45-15:30)

 ラストの45分間は「SingOut」。きたがわてつさんの「まつり」から入る予定が、サイン会で大幅遅れ。そんなハプニングも秋田合唱団がすっとバックアップです。各地のうたごえの事情などを紹介させ、すんなりSingOutに入りました。15分後、てつちゃんが参加。もう会場はのりのりでしっちゃかめっちゃか状態。
 最後の2−3曲は全員総立ち、しめくくりは「みんなのうた」。みなさん自然に手とつなぎ合い、涙しながらの大合唱となりました。
 日本の母親パワーが健在であることを、十二分に分からしめる素晴らしい「うたごえ」の45分間でした。(脱帽!)

No 演奏曲目 備   考
1 里の秋
2 ふるさと(文部唱歌)
3
4 まつり 踊り付き
5 そんな町を 手話付き
6 翼をください
7 青い空は
8 ぼくのひこうき 振り付き
9 ヒロシマの有る国で
10 原爆を許すまじ
11 みんなのうた 全員総立ちの大合唱
12 ケ・サラ アンコール曲
     
追記(お昼休みのひととき)

 昼ご飯のとき、きたがわさんと話す機会がありました。25年ほど前、きたがわさんのデビューキャンペーンであちこち回っていたときの深浦でのコンサートの写真を見せましたら、とても懐かしがっておられました。

 うたごえの会があちこちで結成されていること、「私うたう人、私きく人」ではなく、みんなで歌いあうことを大切にしたいこと、若い人たちを巻き込んでいかなければならないことなど、10分程度ですがてつさんの体験をふまえてのお話を伺うことができました。