・深浦のうたごえver05 東北うたごえレポ ツアーmenu おけらとっぷ



■ 今回はbunママの発案で「うたごえバスツアー」が計画実行された。昨年の秋田合唱団定演の際、半分冗談に深浦からバスでうたごえツアーできたら、深浦のうたごえ仲間達よろこぶだろうなぁー………と話してたのを、現実化してしまった。
■ 目的地はうたごえ喫茶「Wave in はなこまち」。さぁーいかがな道中にあいなりますやら………。
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 ■1月29日(土) うたごえバスツアー1顛末記■


豪華マルイチバス
■うわぁー ビックリの豪華バス………■■

 今日は雨になった。それにしても今年はなんて雪の多い年なのだろう。今朝はいくらか早起きをした。今日は待ちに待った「うたごえバスツアー」の日である。参加者は15名。バスは中型で21人乗りのユッタリしたものをお願いしてある。
 秋田市の「はなこまち」で奇数月に行われるうたごえ喫茶「WAVE」(主催:秋田合唱団)には、これまで数回参加しているが、店の都合により3月一杯でうたごえ喫茶ができなくなるとの話を聞いたのが12月。

 bunママは「うたごえ喫茶inはなこまち」がお気に入り。あちこちでお話をしていたようで、「バスツアーを組んで秋田まで………」などと会話が盛り上がっていたらしい。オラ(bunbun)は、会話が盛り上がるのはけっこーけっこーなどと、相変わらず安穏と「食っちゃ寝」正月を送っていたのだが、この間にいろいろと動き回っていたらしく、1月のうたごえ喫茶に参加することになってしまった。じゃぁー、3人くらい乗せて「行ってみっかぁー」のつもりだったが………。

 が、違った。何とバス貸し切りの「うたごえツアー」というではないか!参加者も、もう15−6人はOKを取ってあるし、バスも手配済とのことで、驚き桃の木山椒の木、ブリキに狸に蓄音機!であった。

 昨年の10月「深浦のうたごえ」から約3ヶ月。うたごえに参加された方々の「もっと歌いたい」という気持ちがズーッと持続していたことになる。ありがたいことである。もっと参加したい方もいるのだが、冬道ということで躊躇されているともきいた。

 バスツアー企画運営はbunママ。オラは添乗員兼伴奏人という段取りで、伴奏人がbunbunだけでは心許ないと言うことで、岩崎の「堀内せんせ」にアコーディオンを無理矢理弾かせることとなった。
ニコニコ顔の堀内せんせ

 9:30、家を出発した。駅までは5分くらい。むき出しのギターを抱えてバスへと急ぐ。このバスがすごい! 色もショッキングな赤だが、座席がすばらしい。

 こんなバスが鄙なる隣町にあるとは、これまたビックリである。後部座席でトランプ大会からちょっとしたバーでも開けるかというレイアウトで、一発でお気に入りとなってしまった。乗務員も若い割には、とてもしっかりした対応をしてくれている。

 10:00出発。途中途中で参加の方々を拾い、取りあえず岩崎の名アコーターの堀内せんせ宅まで。座席が高い割には横揺れが少なく、乗り心地も抜群である。某F開発のマイクロバスとは雲泥の差である。
ご一行様その1
 バスの中での司会(仕切屋さん)はbunママ。参加者が勢揃いしたところで、ご指名によりbunbunの拙いご挨拶をする。堀内せんせが一息入れた頃合いを見計らって、早速「うたごえinバス」の開始となった。

 10月の「深浦のうたごえ」では童謡など、皆さんの知っている曲が少なかったとのことで、今回の企画は四季の歌を選曲してくれた。春「うれしいひな祭り」夏「」秋「もみじ」冬「たきび」………。仕上げはオールシーズンで「四季の歌」である。

 堀内せんせがアコを取り出し、手慣れた様子で弾き始める。いつもそう思うのだが、うたごえにはアコーディオンがよく似合う。ギターなんぞ付録の付録という感じだ。メロディーを奏でつつ伴奏とリズムを刻むという………音だって、うるさい位大きい。
大張り切りのbunママ ぺーじとっぷ

 オラはギターで堀内せんせを盛り上げることにする。このごろは歌もうたっていないので、声がすぐ嗄れる。タ●コのせいもあるのだろうが、元来声帯が華奢なのだろう。ということで、バスの中では堀内せんせの引き立て役にまわった。

 歌声リーダーはbunママ。今日はやたらに乗っているし、声も良く通っている。こりゃー歌声リーダーや司会でも十分こなせそうである。しゃべりもうたも絶好調である。堀内せんせや参加のみなさんとの掛け合いも絶妙で、バスの中は春をすぎて「真夏」状態が続いている。


■豪華な「ふかひれランチ」■
 ようよう昼飯の目的地である昭和町の道の駅に着いた。1時間以上歌いっぱなしで、オラは指先が腫れてしまった。あんだけ大儀がっていた堀内せんせは、20歳以上若返って、まだアコを離さない………ふぃー(*_*);

 この道の駅は、秋田のうたごえに参加するときはいつも寄っている道の駅だ。売り物は「花」。デカイ温室が並んでいて、いつでも温帯や熱帯の花が満開である。また、季節季節の花を売り出している。今回は時間もないので、道の駅見物は後回しにしてレストランへと向かう。

季節限定「ふかひれ」定食 ご一行様その2

 このレストランはいつも混んでいる。ご一行さまがみんなで座れる場所はなく、各自めいめいに座り、注文となった。オラのランチは特大の生ハムピザ。後でbunママに聞いたら、前回も同じものとか………。残念!

 皆さま、フカヒレ何ちゃらなど、聞いただけでよだれの出そうなものを注文していた。ユックリ食べたせいで道の駅見物の時間が余り無い。が、そこは人生のベテランばっかりなので、時間の使い方に無駄がない、しっかり見物と買い物をこなし、約束の出発時間までには全員が集合してくれた。

ぺーじとっぷ
にこやかに集合写真その1

 ここから秋田市までは30分くらい。腹ごなしの歌をうたっているうちに土崎を経て、秋田の市内に入った。市内は一方通行だらけで、とても走りにくい。県庁から駅を迂回して千秋公園前の「はなこまち」の真ん前にバスは到着した。
 開始前40分であった。昨年の今日は霙交じりの寒い日であったが、今日の秋田は道路には雪もなく乾いている。オラホ(深浦)に比べると、やはり南ということになるのだろうか。

■うたごえ喫茶「Wave in はなこまち」■ ぺーじとっぷ
 はなこまちはこのビルの4F。受付はのびたくんとミーナさん。店の中はまだガラァンとしていた。今回は「参加者多し!」と踏んだのか、中央部は椅子のみの配列。バスツアーご一行は思い思いの場所に陣取った。(後で考えると、思い思いの場所に陣取り過ぎた!) しばらくして、米村さんも見えた。




並んで受け付け とっぽ・346・はなこまちママ

 14:30、トッポさんの司会でラス前のうたごえ喫茶が始まった。バンドマスターはアコさんこと石黒さん。ギターはエグさん。パーカッションでsamyさん。今回はアコさんじゃなけど「アコ」つき。もち、オラホの堀内せんせも抜群だがシャイなので窓際に陣取って出てこない。今日のアコーターは象潟のkei(佐々木)さんだ。何でも元秋田合唱団員とかで、楽しく弾いてくれる。さて、ドンジリに控えしはエレキベースのbunbunだ。

 何たってWベースはデカイ!! でもって今回はエレキベースということになった。もちろん秋田合唱団から借りましたよ。オラは歌もいいんだけど、みなさんが集まって楽しむときの裏方が好きなんですよ。しゃべったり歌ったりよりは、伴奏に徹している方が好きだ。
Eベースの音合わんなぁー…
おや! kurodaさんが……… はなこまちその1(まだ明るい)
はなこまちその2 ぺーじとっぷ

■歌った曲目■
ステージ1
1 カチューシャ 2 たんぽぽ
3 学生時代 4 手のひらを太陽に
5 みかんの花咲く丘 6 おくりもの
7 折り鶴 8 スキーの歌
9 野に咲く花のように 10 シーハイルの歌
11 戦争を知らない子供達  
「バイオリン演奏」 (渡部玲子さん)
あなただけが (冬のソナタ)
夢のあとに (フォーレ)
メヌエット (ベートーベン)
ステージ2
12 遠くへ行きたい 13 青い空は
14 囚人の歌 15 愛に生き平和に生きる
16 うれしいひな祭り 17 もみじ
18 たきび 19 四季の歌
20 ねがい 21 ふるさと (文部唱歌)
22 ヒロシマの有る国で 23 花をおくろう
24 はなこまちの歌 25 ありがとう

 第2部に入って「ヴァイオリン」が出てきた。音は幾らでも出せるが楽音はかなり難しい楽器である。Wベースのボーイングの時は「松脂」をこってりつけるけど、ヴァオリンも同じなのか???
 しかし、あの響きは………。 アコさんの伴奏で踊る踊る………。やっぱりメロディ楽器は違う。演奏者の「渡部さん」はアコさんの大親友とか、今日の日のために東京からわざわざのお出ましということでした。


 やはり、自分たちの歌のみならず、いろいろな音楽的刺激が次回につながってゆくんだと思う。ある程度の段階になったら「陰と陽」だ。陰なら陽射しを遮る工夫、陽なら寒さ対策が歌や合唱を作り上げるための大きな要素となる。

 それぞれの悪しき部分良き部分を選択できる情報は必要である。内部からの斬新な提案も大切だが、外部からの的確な情報はもっと大切である。今回の「ヴァオリン」演奏は、うたごえ喫茶に集う人の目先を変えるのではなく、合唱団の豊かな肥やしとなって欲しい。いい演奏だった。

ヴァィオリン(渡部玲子さん) ぺーじとっぷ
はなこまちその3 象潟のアコータ「kei」さん
歌って幸せそうなYoneパパとbunママ+弾いて楽しい堀内せんせ+深浦の名歌手
ご一行様その3 ご一行様その4
ご一行様その5 ぺーじとっぷ

 第3部ではbunママが自分たちのリクエストを深浦バスツアー軍団のみんなと歌いまくる予定ではあったが、店内狭く参加者多くということで、深浦組の全員参加は果たせなかった。ちょっと長くなって主催の皆さんには申し訳なかった。この場を借りてお礼を申しあげます。

 そろそろ暖房も弱くなって、寒くなってきた。アコのkeiさんは元気に弾きまくっているが、オラは、トイレの間隔が短くなってきた。堀内せんせも窓際で音を押さえつつ弾いている。エグさんが自作の「はなこまちの歌」を歌唱指導。相変わらずのだじゃれの連発である。 リクエストが歌われ、どんどん盛り上がる。最後はみなさん立ち上がって、大きな輪を作り自然にwaveに入る。一体感というか、この感じがいい。
 参加のみなさんはとても満足げである。こうして、1月のうたごえ喫茶は終わった。

ぺーじとっぷ
記念撮影その2 (秋田合唱団の皆さんと)

■まだまだ元気!■ ぺーじとっぷ

 深浦バスツアーは、バスを待たせてある手前、後かたづけも手伝わず記念撮影後そそくさと帰途についた。秋田合唱団のみなさまから手みやげとお見送りをいただいた。みなさん満ち足りた様子で、バスの中ではしばらく静かな時間が続いた。

 30分もそのままだったろうか、またまた歌いたいと言う。今回は「ともしび歌集」を買ってきた人が多く、歌詞には困らないようだ。その分、伴奏の方は困ってしまう。帰りはトイレ休憩以外どこにも止まる予定がないので、うたごえの時間は来るときよりも長かった。

 堀内せんせは、bunママ(なかなかgoo−で名司会)のシャベリに乗せられて、結局、自宅前までアコを手放す時間がなかった。
 あとで堀内せんせの奥さまにうかがったところ、この日以後1ヶ月は鼻歌交じりの生活だったという。それほど楽しいバスツアーであったということになる。

 さすが疲れたのか、岩崎からは静かな時間となった。深浦に着き、三々五々バスを降りる。バスツアーでは、こんな時間が一番さみしくなる。

 が、みなさん、秋田からたくさんのエネルギーを貰って来たらしく、降りるときのご挨拶はとても明るかった。何回も出来ることではないが、参加者の喜ぶ顔が一番のねぎらいである。やってよかったと思う瞬間である。

 こうして「うたごえバスツアー」は終了した。単純に歌って来ただけなのであるが、カラオケやコンサートとは違った充足感がある。下手や上手を全く気にせず、自分の声で満足ゆくまで歌うだけで、明日へのエネルギーが満ちあふれてくる。うたごえには不思議な力がある!

いやはや…、まだまだ歌いたりないんだって!

■ツアーその後■ ぺーじとっぷ

 このレポートは大分かかった。というよりupの予定は無かったのであるが、記録として残しておいた方が自分のためということで、upすることとした。行ったときの皆さんの生き生きした顔を紹介するのも、悪くはない。(^o^)

 バスツアーの10日くらい後に反省会がもたれた。いろいろな話になったが、今後の「深浦のうたごえ」の話やら「唐土久美子ライブin深浦」などの話題が出て、いろいろと参考になった。なかでも「唐土久美子ライブin深浦」を是非やってくれとの要望が強かった。しかし、声は声でもやるとなると………。まぁー、結果的には盛会に終わったコンサートとなったのだが、大変な取り組みではあった。 (-_-;)
 この反省会も、最終的には「うたごえinbunbunち」ということになった。みなさんやっぱり、歌ってサッパリしたいんですわ!

 4月に入り、バスツアーご一行さまが実行委員となって「bunbunを囲む会」を深浦公民館で催して頂いた。年度初めのお忙しい中20人ものみなさんが参加し、本当のうれしくありがたい限りであった。着飾った豪華な食事付きの「会」もいいが、義理やしがらみから解放された方々のつつましやかな会が一番いい。
 この囲む会も、お話やらなにやらたくさん出たものの、つながりはうたごえなので最終的には「うたごえ」とあいなり、オラのギターやら堀内せんせのアコーディオンが大活躍させられたことはいうまでもない。(^-^)

 この会では「唐土久美子ライブin深浦」も大分固まってきていたので、宣伝を兼ね協力の要請をお願いした。彼女の歌を一度聴いた方々は当然のように支援を申し出てくれた。うたごえを通したこうしたつながりを、今後とも大切にしてゆきたいと、改めて感じた次第である。

(2005/05/10) by bunbun