・深浦のうたごえver05 東北うたごえレポ ツアーmenu おけらとっぷ

■ 去る11月14日(日)秋田合唱団の「第24回定期演奏会」が秋田市文化会館「大ホール」で開催された。

■ 10月の「深浦のうたごえ」では、とてもお世話になった方々である。深浦からbunママと二人で応援と伴奏かたがた、コンサートツアーに出かけた。

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■11月14日(日)■


■今日はいい天気だぁー (^O^)」■■
 今日は晴。深浦のうたごえが終わって約一ヶ月に予定されていた第24回「秋田合唱団定期演奏会」の日である。
 昨夜、おけら掲示板「わんつか一言」に、秋田の346くんから「PM1:00、舞台裏に集合!」の命令が発せられているので、9:15頃に深浦を出発した。

 能代から高速道のつもりだったが、「天気良し+時間あり」というbunママのご命令で一般道を南下。途中、昭和町の道の駅で昼食をとる。

■文化会館はどこだ……またまた迷った(>_<)」■■
 が、少々時間がかかりすぎ、気が付いたらリハーサルに遅れそうなので、そこから高速道にのった。秋田中央インターから順調に県庁前を目指すも、交差点を間違えたらしく、ウロウロしていたら秋田大学の前に出た。まぁー、あれやこれやで15分ほどの遅刻となった。
 すぐさま集合場所に駆け込んだが、合唱団のリハーサルも遅れたらしく、楽器のポジションを確認して、その場はチョンとなった。舞台裏では、久しぶりに「忠やん」に会った。6月の「東北のうたごえ交流会」以来である。

 受付に向かうと、既に長蛇の列(?)が出来ていた。昨年は一番目に入場したが、今日は遅刻だし、仕方がない。八戸の「米やん」はまだ来てないようだ。 しかし、これだけの人数を集客できる秋田合唱団の底力は大したものである。

 今日は、写真係+ビデオ係+伴奏(Wベース)係を頼まれ、持参物がけっこう多い。中でもWベースは図体がでかく、深浦から運んでくるのにえらい苦労したし、会場までの運搬も大変だった。まぁー、そう何回もある話ではないので、今回はよしとしよう。
 席(全席自由)に陣取り、ロビーでウロチョロしていると「米やん」が見えた。相変わらずニコニコと元気そうである。深浦のうたごえ以来だから、一ヶ月ぶりだ。こうして、第一部の開演時間を迎えた。

■第一部■■
 昨年は「抹茶色」のブレザーに蝶ネクタイであったが、今年はシックに黒の舞台衣装で、きっちり決めている。指揮はアコさん。全員、東海林太郎見たいに直立不動。やや緊張気味であるが、猛練習の成果ありで、オープニングからよく声が出ている感じがする。

 次の指揮は客員指揮者の「忠やん(山本忠生)」。毎年、定演の総仕上げを指導してくれてる方だ。演奏曲目の「ねがい」について、総司会の佐藤さんが忠やんにインタビューをしてくれた。

 忠やんは要領の良い答である。全曲はともかくとして、要所要所にコメントやインタビューを入れることは、観客を舞台に引き寄せる効果大である。カノンもまた、秋田合唱団と結婚式の入場行進曲とをネタにして、なかなか微笑ましき解説であった。
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 指揮は伊藤和暁氏に変わり、秋田合唱団の応援団が多数登場し、舞台は50名を越える大合唱団となった。合唱はやはり、大人数の方がいい。迫力がある。久しぶりにゾクゾクしながら聴いた。

曲目「第1部」
指揮:石黒アヤ子
1 今・今・今
2 地上の星
3 カノン ハフェルベル
指揮:山本忠生
4 収穫の歌
5 ともしび
6 ねがい たかだりゅうじ
指揮:伊藤和暁
7 シャンテ
8 ヘッドライト・テールライト
9 リパブリック讃歌
  
 オラは346くんの命令通りにビデオとカメラを一人でヤリクリしていたが、ビデオは今回が初めてである。今回で理解できたことは、ビデオが三脚無しでは使い物にならないという、まことに単純な事である。短い曲でも1分間。たかが1分間と言う無かれ、ビデオを持ったまま静止するのは至難の業だし、パーンもズームも滑らかにやるのは絶対無理である。

 おまけに、何度やっても1分間しか録画できない。おかしいと思って後で聞いたらメモリーってーとこで録画していたらしい。どこかー???と思い見渡したら、会場の左手に手すりのついた場所があったので、そこに乗せて放置することにした。オラの撮影は使い物にならんだろう。まぁー、専門のスタッフが二階に見えていたので、多分大丈夫だ。

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■第二部(合唱構成「はまなすはみた」)■■
 このコーナーは、終戦の前日(1945年8月14日夜から15日未明)の「土崎空襲」をテーマにした合唱構成「はまなすはみた」であった。 プロジェクターを利用した「スライド(聞き書きの絵本など)」があらすじを描き、子ども達の歌と群舞、これに二人のナレーターが思いを込めて語りかける。

 子供達の踊りに始まり、ギター伴奏のデュエット、ソロと続き、戦後の復興から未来に向けての大合唱「はとよとべ(346曲詞)」で終幕となった。効果音やスライドもよく考えられた構成と思われる。


 歌のみならず、合唱詩や合唱構成の形で取り組むことはかなり難しいことだと思うのだが、あえていろいろな事に挑戦する秋田合唱団の文化的なものへの取り組みに、拍手を贈りたい。
 蛇足ながら、スライドの一枚にオラの写真も使って貰った、今年の1月、うたごえ喫茶inはなこまちに参加したときに、土崎のセリオンという東京タワーみたいなところから撮った写真だ。

曲目「第2部」
1 手のひらを太陽に
2 はまなすのうた 加賀谷 靖
3 8月14日 田中喜三男
4 はとよとべ 田中喜三男
5 ロックソーラン
6 新秋田音頭
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■第三部(うたごえ喫茶in大ホール)■■


 このコーナーは「うたごえ喫茶inはなこまち」を舞台に再現させる演出であった。よくみたら、「はなこまち」うたごえの看板が一番目立つところに立ててあった。

 10月10日の「深浦のうたごえ」直後、「Wベースを持参すべし!!」の命令が秋田合唱団から下っていた。しかし、自分の「深浦のうたごえrepo」にさえ着手してないのに、お手伝いなど、とんでもはっぷん!と知らんぷりしていた。
 深浦のうたごえrepoもようようupした頃(今年は、昨年比一ヶ月も早いんだ!)、演奏曲目が決定され、題名とコードだけのメールが飛び込んできた。楽譜は………無い! 仕方がない、自分で作った。

 深浦のうたごえは、東京の森谷さんが弾きっぱなしなので、オラの出る幕は無かった。簡単に言うと「不安!」ということだ。Wベースの練習なぞやった記憶がないのだが、ここは責任感旺盛なbunbunだから、PCのおけら歌集を相手に練習した。たったの30分で、左の二の腕と指、右の指が痛くなり、1時間ほどでやめた。bunママがそばでニヤニヤしていた。
 と、まぁー、多少努力したことを表明しておこう。Wベースは好きな楽器だが、図体のデカイのが玉に瑕である。

 司会は秋田合唱団の誇るエンターティナー、エグさんとトッポさん。伴奏陣は、ピアノ(アコさん)、シンセ(サクラさん)、ギター(346くん)、デジホーン(ビーさん)、アコ(忠やん)、ドラムス(サミーさん)、Wベース(bunbun)という、いつにもなく厚い布陣である。
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 合唱団の連中は数をこなしているので大丈夫だろうが。オラは秋田での初舞台だ。やっぱり多少の緊張ありだ。1曲終わって、手が勝手に動くようになり、ようよう落ち着いた。

 気が付いたら、舞台のはなこまち席にbunママが座っていた。曲間に話をしたり、率先して拍手をしたりなどなど、ご自分は十二分に第三部をお楽しみのご様子であった。はなこまちのオーナーも同席していて、彼女からメッセージを添えてのリクエストがあった。

 「喫茶店を開いて15年、長いおつきあいのお客様と秋田合唱団のみなさまのお心遣いに支えられて、調子っぱずれの私が大きな声で歌いながら唐揚定食をつくっております。
 昔はあんなににぎやかだった広小路も人通りの少ない街になってしまいました。それでも「うたごえ喫茶」の開かれる日は、明るく元気な歌声がビルの4階から千秋公園のお堀へとあふれ出て行きます。」

 「緑なす湖東平野、ゆったりと水をたたえた八郎潟、端正な姿の寒風山。15の春にふるさとを出てから、もう50年近く、今は消えてしまったなつかし風景を思い出しながら、みなさまと一緒に『故郷』を歌わせていただきたいと思います。」

曲目「第3部」
1 泉のほとり
2 カチューシャ
3 赤蜻蛉
4 翼をください
5 ありがとう 覚えましょうコーナー
6 ビリーブ
7 涙をこえて
8 ふるさと 文部唱歌
9 ありがとう
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 相変わらずのエグ調子が会場を沸かせる。ビーさんの曲「ありがとう」の歌唱指導。この曲は覚えやすく、ひょっとしたら今年か来年の「うたごえヒット曲」になりそうな予感がする。会場の皆さんもすぐに覚え、大きな声を出している。

 最後は、先ほどの「ありがとう」を会場のみんなで歌い、参加の皆さんはニコニコ顔でお帰りになった。すぐ片づけに入り、挨拶する暇もなくWベースを抱えて駐車場に向かう。
合唱団の連中は市内某所で「打ち上げ」。オラ達は明日も勤めなので不参加。米やんと道すがらいっぱい話をした。

 帰り間際、bunママの携帯がなる。千葉のマルちゃんからで、船橋の「ゴリ」の開店一周年記念にお出かけのようで、ゴリさんにかわり、フクロウさんにかわり、唐土さんにかわりで、結局20分も駐車場で話をしていた。米やんは呆れ顔であった。

 米やんと近い将来の一杯飲みの約束をして帰途についた。楽しい時間を思いっきり過ごした後のドライブはハンドルも軽く、ルンルン気分で深浦に着いた。

 秋田のみんなぁー、いっぱい飲んだかぁー??? またやろうぜぃ!!
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感想など………
1 うたごえ喫茶(風)は目新しくて、楽しくて良かった。
2 思い切り歌えて良かった。
3 とても心が洗われました。
4 歌声に思いがあるって素敵ですね。豊かさ・心強さを感じ、うれしかった。
5 まさか歌えるとは思ってなかったので、うれしかった。
6 人の声が持つ力に感動しました。
7 やさしい思いやりと喜びにあふれたステキな演奏会でした。
8 15歳で土崎空襲に遭い恐ろしい記憶が70過ぎても離れず、心が痛みま す。皆様がこうして語り継いでくれていることに感激しました。
9 「ねがい」を若者たちに広めたい。
10 「ありがとう」の録音が欲しい。
■歌った曲の中で、「ねがい」は良かったと思う曲の第1位、ついで「ありがとう」がはまなすの企画と並んで第2位です。

■司会の佐藤美知子アナウンサーが、昨年の演奏会で「うたごえ喫茶もやったら楽しいね」と提案したら、今年は本当に取り上げてもらってうれしいと、感想を述べていました。

■朗読された木村覚さんと高坂裕子さんへの謝礼は、ご本人たちの意思により秋田合唱団の名前で「新潟中越地震の見舞金」としてとして募金されました。