・深浦のうたごえver05 東北うたごえレポ ツアーmenu おけらとっぷ

■一度は行ってみたかった仙台。仙台にあるバラライカは東北唯一の常設の「うたごえ喫茶」である。ケヤグのjinchanからお誘いを受けて2年目を迎えた。デブ症のbunbunとしてはその気になっても、やはり大儀だった。
■今年はバラライカの銀婚式である。東京、埼玉、秋田、長崎とツアーを試みたbunbunは、大蔵大臣さまのお供で、バラライカ25周年クルージングに出かけた。

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■1日目「9月27日(土)」

▲その1:「一路、仙台へ!」
 朝7:30に深浦を出発し弘前へと向かう。約1時間半のドライブであった。天候は曇り。仙台行きのキャッスル号は30分前からの受付なので、余裕を見て1時間前に到着。

  弘前から仙台までは約4時間半、往復8000円の旅である。高速料金とガソリン代と運転お疲れ代を加えれば、格安である。当然トイレは付いている。
 途中2個所の休憩あり。時間は10分、食事は無理だ。が、bunbunにとっては外の空気??が吸えるありがたい時間である。

 広瀬通りのバス停に10分前に到着。仙台は巨大なビルが立ち並ぶ大都会だ。深浦の人口が全部飲み込まれそうな建物がゴロサラあった。ドンズの下はすぐアグドのbunbunではあるが、さすが4時間半はこたえる。ドンズが痛い。
 さて、ホテルを探そう。ホテルの地図情報にによると、仙台駅から歩いて5分との事、余裕である。
 エスパルが見える。途中自由地下道があり、そこを利用した。結局これがいけなかった。ラオックスとかヨドバシカメラがある。地図には書いていない。ウロウロして結局駅の案内板を見たら、どーも東口に迷よいこんだらしい。

▲その2「久しぶりのJinchanご一家」

 地図を見ていたら工事現場のおにぃーちゃんが親切に教えてくれた。今時の若い者は何ごと無関心だと思っていたが、いるんですねー 伝統的日本文化をしっかり継承しているワゲモノが………いいこっちゃー。 駅をつっ切って見覚えのある歩道橋にでる。ホテルの地図とも合う。 ようようホテルに到着だ。久しぶりに散歩を楽しんだ。徒歩5分のところを70分もかけたし、いい市内見物であった。(>_<) 部屋でつかの間の休憩を取り、一息入れたと思ったらじんちゃんと待ち合わせの時間になっていた。

 ホテルのロビーにて、じんちゃんご一家と一年ぶりのご対面だ。3人とも元気そうで何よりだった。特にめんこのゆうかちゃんは、すっかり大人びておしゃまになっていた。自作の熊ちゃんと夜光のお花をプレゼントしてくれたし、一年前のbunbunの自画像も持ってきてくれていた。
 忘れられた存在と思っていたが、これはうれしかった。(^*^)

 さて、仙台といえば牛タン、牛タンといえば仙台。当然夕ご飯は牛タンである。が、混んでた。こんな時はすぐにあきらめることにしている。牛タン食わないと死ぬわけでもないのだから…。くつろげそうな食事処に入る。まずは再会を祝って乾…杯

満腹満腹の「ゆうかちゃん」 じんちゃんご一家と記念撮影

 食べているのか喋ってているのか??? 飲んでいるのか喋っているのか??? 喋っているのか飲んでいるのか、という喋りっぱなしのデナーtimeを過ごし、深浦のおのぼりさんご一行はじんちゃんと共にに一路バラライカへ向かことになり、ゆうかちゃんとママさんは、ここでお別れ。あれっ、バラライカってここなのー……… 目と鼻の先にありました。

▲その2「うたごえ喫茶「バラライカ」のイブ」 ぺーじとっぷ
うたごえ喫茶「バラライカ」
日時: 火−土 午後7:00〜10:30
日祭日 午後2:00〜04:00(第1日曜日)
場所: 宮城県仙台市青葉区中央4−9−30
費用: うたごえチャージ料などは、特に無し
歌集: バラライカうたごえ歌集
■ バラライカのHP ■
事前

 そー言えば、夕食に行く途中バラライカの前で南部さんに会った。思っていたよりかなりお若い。赤いルパシカとおそろいのバンダナが似合う長身の方であった。ただ、一抹のさびしさを漂わせる部分があり、はげましの必要性を感じた。南部さんに元気を出して頂ければ25周年クルージングに参加した甲斐があったというものだ。m(_ _)m

本番
 バラライカは階段を上って二階。25周年の実行委員会の方々が明日の準備で大わらわである。今頃バタバタして………と、多少心配になる。
 本日は、合唱団ふきのとうの三橋さんもいらしているいるはずなので、始まる前にお店の方に尋ねると、案のじょう実行委員の方々の中にいらっしゃいました。初対面です。優しそうなスマイルとgoo−なバリトンのいい男でした。

 開口一番「bunbunさん?似てますねー本物そっくりですねー。」とのご挨拶で面食らった。そりゃそうです。おひげが良く似合って、ドンズの下はすぐアグドが本物のトレードマークだ。積もる話はあるものの、この場は忙しそうなのでエールの交換のみ。

 しかし、南部さんは元気だ。黙々と作業中の実行委員の皆さまを尻目に 「さぁー 今夜も楽しく………。」の一言。
 こうしてバラライカ・イブは始まった。常連さんが7人、仙台どん底友の会&家路出没友の会の皆さまが3人、可愛い小学生ご一行さまが3人、サークルおけら組が3人………ぐらいかな???とにかく歌いましょ。声慣らしに何曲か歌ってからと思いきや、意表をついてリクエストからのお始まりだ。

No 演奏曲目 備   考
1 旅愁
2 小さい秋みつけた
3 おお牧場はみどり
4 バラライカ
5 赤い屋根の家 小学生ご一行さま
6 あの素晴らしい愛をもう一度
7 たんぽぽ 手話指導
     

 先刻の焼酎パワーで脳みそがグルグルし始める。作業を終えた三橋さんもやってきて、にぎやかなうたごえとなった。
 第一部は南部さんのアコと司会(じゃべり)と歌で終了。しばしのおしゃべりtimeに入る。

 じんちゃんは、何でも詳しいが、うたごえやほうねん座のお話を良く知っている。じんちゃんの話だと、bunbunは何回かバラライカに来たことがあるのだそーだ。しかし、オラの記憶は1回こっきり。「林道人夫」を歌ったことしか覚えていない。

 明日オープニングを飾る「ほうねん座」のお話でも盛り上がった。ほうねん座は深浦で1回だけ公演したことがある。じんちゃんがまだ深浦にいた頃でかなり昔だ。
 bunbunの家が集約場所でオルグの大山さんが、よく夕飯を食べに来ていた。(のだそーです。オラは忘れた。)現在は息子さんの代とか・・・世代交代の時期を感じさせる。

 第二部はよしこさんの歌で開始。リクエストの方はどんどん前に出て歌うようになる。ただ、明日のクルージング本番を控えて、「ケサラは明日歌います!」とか、曲目は若干おさえて気味である。まぁー仕方がない。


 それにしても、声(のど)というのは素晴らしいものである。かなりの年齢と見受けられる方々もお出でだが、その声の張りのあること………。使いこんだ光沢さえ感じられる。midiで歌ったつもりのbunbunは足下にも及ばない、完敗である。声と脳ミソとかヒトの器官というものは、使えば使うほど輝くものかもしれない。
ぺーじとっぷ
仙台どん底友の会&家路出没友の会 元「杜の小劇場」のみなさん
熟年パワーに脱帽 南部さんとスケさんとbunmama

No 演奏曲目 備   考
1 ぼくのひこうき bunbun歌
2 グリーングリーン
3 赤いサラファン
4 どん底の歌
5 原爆を許すまじ bunmama歌
6 思い出のアルバム
7 浜辺のうた
8 波止場の夜
9 カチューシャ
     

事後

 歌ってしゃべって、飲んでさわいで、あっという間の看板であった。それでも時間を延長したのだそうだ。今夜は、明日の英気を養うため、早目に床につくことにする。 おやすみぃzzzzz………


■2日目「9月28日(日)」■ ぺーじとっぷ
▲その1「仙台近郊、時間つぶし迷所めぐり(東北歴史博物館)」

  朝7:00に起床。バスとうたごえで多少お疲れなのか、少々遅かった。朝食はバイキング。軽めの食事を摂って、一息ついたらじんちゃんの車が来ていた。頼んでおいた名刺も持参してくれた。朝早くから印刷したそうで申し訳なかった。
 
  うたごえクルージングまで若干時間があったので、じんちゃんが多賀城方面にある東北歴史博物館につれて行ってくれることになっている。途中サッカースタジアムに寄る。昨日は試合では仙台のチームが惨敗とのこと。5万人も入れるでっかーい競技場であった。隣にでっかーいプールがあって、シンクロの日本代表チームの練習場になっているらしい。
 利府という所に新幹線のどでかい工場がある。東洋一だそうである。(しかし新幹線ってアジアの他の国にあったっけ?)まるでやまたの大蛇のように長く太く連なった工場だ。何でもこの工場のために新しく駅まで作ったとか・・・。

 宮城の経済は発展していけるのかもしれないが、結果として、♪兎おいしかのやまー♪はどんどん消えることになるのだ………いいのか悪いのか。 東北歴史なんたらに着いた。入館者はいない。例によって貝塚やら矢じりやら多賀城跡やらアテルイやらがメインであった。

 東京オリンピック時代の仙台市内の駄菓子屋再現コーナーがあり、懐かしかった。間取りといい、テレビといい、台所と鍋類、かまど、そして懐かしの電気釜だ。ただ、水回りがステンレスで奇異な感じを受けたが、仙台は大都市だからあったのだろう?

 おまけとして○○のキャラメルを飾ってあったが、包装破りの細いテープが着いていて、現代そのものというのが可愛かった。


▲その2「バラライカ25周年クルージング」
25周年記念うたごえステージ
 多賀城の跡を突っ切ると仙台新港だ。どでかいフェリーが係留されて、Kisoと書いてあった。本日オラ達が集まる船だ。

 クルージングの受付を済ます。昨夜の実行委員の皆様も元気一杯受付をしている。丸い紙にお祝いのコメントを書いて、二階からの乗船だ。
 二階で秋田のエグさんに会う。エグさんは秋田合唱団の司会などをやられている方だ。母親大会以来だから約二ヶ月ぶりだ。前日が秋田のうたごえ喫茶で、お疲れのところ本日の参加という事らしい。相変わらず元気そうである。立ち話も何なのでまずは乗船だ。

 Kisoはかなり大型のフェリーである。この夏、研修の引率で函館に行ったが、この時のフェリーとは比較にならない。函館のフェリーは、ゴロ寝用の大広間があっただけだが、こっちは客室、食堂。ホール、舞台などが完備されている。水面までの高さもあり、飛び込むにはかなり勇気がいりそうだ。
出発セレモニー ぺーじとっぷ
バラライカ開店25周年記念クルージング「プログラム」
10:00
11:00
11:15

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11:45
12:00

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12:20
12:35
12:55
13:15

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13:30
15:00
受付開始
乗船開始
出発セレモニー (民族歌舞団ほうねん座) 主催者挨拶

自由時間

バイキング(Aグループ)
出航離岸(仙台港)

ボサノバ・ジャズ・ライブ (南部勇木バンド)

バイキング(Bグループ)
マジック・ショー (南部大地)
手話で歌おう (珍田洋子)
バイキング終了

自由時間

25周年記念「うたごえステージ」
入港接岸(仙台港)

 最上階の甲板の先っちょにて、「ほうねん座」の皆さんによる出発セレモニーの開演である。参加の皆さんはすでにお集まりだ。笛、太鼓、小太鼓、かねとにぎやかなお囃子で盛り立ててくれる。太鼓のひげさんが大山さんの息子さんとか。
 受付でビールを手に取ったもんだから、アルコールが一気に体内を駆けめぐり、顔が熱く頭がガンガンし、かつ眠い。朝とか昼のアルコールはたしなんだことがないので、心臓がびっくり。シャッターを押す指がプルプルしている。


 司会はハリキリボイスの三橋さん、実行委員長の大河内さん、オーナーの南部さん、そして乾杯は産みの親である葛西さんだ。知らなんだー。乾杯があるなんて。オラはとっくの昔に飲んじまっただよ。おまけに顔も赤くてめぐせし。(しょしいーー)
 それにしても葛西さんが「海の親」で南部さんが「山の親」というのは知らなかった。2人合わせてガイヤということになる。この分だとバラライカはまだまだ頑張れるぞー。

25周年で感無量の南部さん
よしこさん&エグさん お集まりのみなさん
ぺーじとっぷ

バイキング(Bグループ)

 オラ達のバイキングはBグループ。今日の参加者は約250人くらい。レストランは、1回に200人収容できる広さということである。時間までホールにて南部さんの息子さんのボサノバを聴く。jazzではなくボサノバにしぼっているところが筋を通しているってとこかな。

 もう少しボリュームダウンだといい感じだと思った。オラはjazz風なボサノバしか聴いた事がないので、そんな感じがしたのかも知れない。それぞれの感性で創り上げるのが一番だ。

 Bグループのバイキングの時間となった。入れ替えがあると思いきや、Aグループの皆様はそのまんだ。ようやっと窓際の席を確保した。
 じんちゃんと3人でタップリといただくことにする。早速バイキングの確保に向かう。が、オラはあのにっくきビールのせいでトイレが近い………(>_<)。サッパリしたところで自分の料理をgetだ。
 で、席に着こうとしたらオラの座るところが無いんだ。誰かと思ったら、秋田のエグさんとふきのとうの三橋さんが陣取っておりました。改めてご挨拶だ。
 エグさんはお一人の参加とか、秋田勢としては少々さみしい。エグさんと三橋さんは旧知の間柄の様子で、三橋さんをスケさんと呼んでいる。三橋さんの名前をどーこねくり回してもスケさんには結びつかない。ある一点を除いてだが………。オラはその一点に間違いないと密かにニンマリしていたのだが、いわれを聞いて納得。どちらも仙台合唱団に所属、合唱団のニックネーム作成合宿で、三橋さんの前の方が「かくさん」と言ったので「すけさん」と命名したそうだ。加えて、その次の方が「黄門さま」と命名、言ってみるといい加減なネーミングだ。
 その方はけっこう早く退団されたそうで、オラが思うには、やっぱ肛門さまだけにすぐに出たんだな、きっと………。ん?エグってーのは、どんないわれがあるんだ???

 じんちゃんとは、ん10年来の付き合いだけど、スケさんとは昨日、エグとは秋田でお目にかかったばっかりなのに、よくもまぁーこんなに話が尽きないものである。うたごえの過去と現在と未来になると、お話は延々と続くのである。食べてしゃべって、ふと気がつくと、皆さん会場に集合しているらしく人影が無い。会話が盛り上がりすぎて、バラライカクルージングのメインイベントに少々遅れてしまった。

25周年記念うたごえステージ

 会場は既に満席。ようよう端っこの席を探し当て落ち着く。約250人が会場のオーロララウンジに集い、いよいよバラライカ「25周年記念うたごえステージ」の開幕である。南部さんはマドロス姿がよく似合う。よしこさんもスポットライトに良く映えて可愛い。が、かなり暑そうである。案の定2曲ほどで着替えてしまった。「頭が熱くてくらくら………」とのたまっていた。さもありなん。それにしても、この人数が毎日バラライカを訪れたら、バラライカも万々歳なんだろうけどなー。その前に床の心配が先か………。

オープニング1 オープニング2

 ご挨拶の後、いつもと変わらない口調(多分)で、うたごえが始まった。今日参加してくれたいろんな活躍の紹介を織り交ぜながらのうたごえステージである。うたごえはみんなが主人公だし、みんなで創り上げる空間だ。みなさんがご自分のいろんな時間を積み上げてここに集っている。自分たちの思いをバラライカのうたごえに乗せて………。

ピアノ・ソロ(素晴らしかった) ベトナムの留学生と葛西さん
仙台ひまわり号を走らせる会
ぺーじとっぷ

No 演奏曲目 備   考
1 バラライカ
2 カチューシャ
3 一週間
4 旅愁
5 ローレライ
6 手の平を太陽に
7 さんぽ
8 僕らの街から 杉敏雄作詞/南部敏郎作曲
9 人間の歌 D51合唱団
10
11 花をおくろう bunbun+じんちゃん+エグさん+bunmama
12 見上げてごらん夜の星を
13 自由ベトナム行進曲 ベトナム留学生ご一行
14 ケ・サラ
     

bunbun+じんちゃん+エグさん+bunmama

 いろいろなグループや合唱団、個人の紹介。そしてバラライカ思い出のビデオ上映やピアノのソロなど、25周年記念にふさわしいとても凝ったプログラムで、思いっきり歌い、楽しむことが出来た。
 bunbunも紹介され、じんちゃん、エグさん、bunmamaの応援を得て荒木栄の「花をおくろう」を腹の底から歌った。もちろん「深浦のうたごえ」の宣伝で皆様から暖かい拍手をいただいた。南部さんに感謝!。m(_ _)m

■おしまいに………■ ぺーじとっぷ

 3時間は、あっという間であった。本当に仙台湾をクルージングしたしたしたのだろか??? カーテンを開いたら、岸壁に着いていた。食事中もうたごえでも窓の外は見なかった。もしかして、出航しなかったのでは………(笑)

 いつも思うのだが、思いっきり歌って、余り話をしたことが無い。うたごえのみんなは会話をしなくても、歌で話しているのかも知れない。きっとそうだ、昨日会ったばっかりでも、今会ったばっかりでも昔からの知り合いになれる。不思議な感じだが事実だ。
 うたごえには、いつも素晴らしい出会いがある。新しい発見がある。それが見たこともない世界への入り口につながる。いつも新しい世界を教えてくれる うたごえに感謝だ!!