弘前はとぶえガンちゃん&アコちゃん(青森県) |
それでも30分は超えていたらしく、もう6時、早い人はもう受付の前に並んでいた。早々にコンビニ弁当を平らげて、会場の点検・整理に当たる。バタバタしている内に、大うたごえ喫茶の時間となった。東北のうたごえ交流会の中で「大うたごえ喫茶」は開催するのは初めてである。青森市内の方を中心に大うたごえ喫茶用のチケットを大分配ったようであった。後で聞いたのだが、参加者は230名を越え、とうとう入場stopにしたと聞いた。 |
総合司会:有馬美恵さん |
この頃青森市では「うたごえ」が大流行のようで、昨年の夏には商店街青年部を中心に「どん底」を復興させる「うたごえ喫茶」。今年の6月には別のグループがNPOで元喫茶店を譲り受けて「歌声喫茶」をopenさせたようである。 司会は「有馬美恵」さん。青森で演劇をやっているめんこい女性である。
2時間を幾つかに分け、青森県→岩手県→秋田県とつなぐ。この間に「アメイジング・グレイス」と高橋哲子氏の津軽民謡が入り、当然今回の研修生が「津軽甚句」を踊ることになっている。休憩無しのコンクなうたごえである。
蛇足だが、テーブルの上にはnewバージョンの歌集「うた・うた・うた」、紙コップ、小袋入り駄菓子、コーヒーの入ったポット。テーブル一脚に向かい合わせで6人が座る。椅子は結婚式用のやや大振りのもの、であった。 |
司会 |
ガンちゃん+アコちゃん(弘前はとぶえ) |
伴奏 |
ガンちゃん(ギター) |
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小林さん(アコーディオン) |
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十日市さん(アコーディオン) |
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小林康浩さん(ピアノ) |
曲目 |
夏の思い出/浜辺のうた/若者たち |
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寒い朝/灯/仕事の歌/ヒロシマの有る国で |
大うたごえ喫茶が始まった。最初のうたごえリーダーは青森を代表して弘前のガンちゃんとアコちゃんのおしどりコンビ。息はピッタシ。彼は、サークルおけらが健在だった頃、弘前のはとぶえサークルで走り回っていた人。 |
よねパパ+よねちゃん+小坂さん |
うたごえ喫茶大好き人間のbunママ |
現在は二人しかいないということで、サークルおけらと同じ境遇である。あんなにデカイ市で、うたごえのサークルが無いのもと思うが………。まぁー いっか………。
相変わらずのデカ声で、ギターも壊れよとばかりにノリノリである。アコちゃんもデカ声で、keyが高い。よって会場によく響く。ピアノは壇上で小林さんが下駄を脱いで、これまたノリノリニコニコとやっている。
会場は、人いきれでムンムンである。そー言えば、このホールは結婚式用に作られたもんだっけ。天井からはシャンデリア、壁にスポット・ライトと来れば、お決まりの披露宴だが………。「若者たち」が出る頃には、声も慣れてきたのか、昔の若者たちが大きな声が響き始めた。、まぁー、つかみはOKというところだろう。
オラは写真を撮りつつ、あちこちのテーブルを回っってみた。いるいる、懐かしの顔がそこここに………。 |
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ぺーじとっぷ |
みなさん、当年とってどころか、40歳は若返っている感じだ。団塊の世代の退職話が取りざたされて久しいが、うたごえ喫茶が当たり前、人生のどっかでうたごえと出会っている世代である。
地元の参加者は青森市だけかと思っていたら、弘前から10数人、五所川原からも10数人、聞いたら八戸は勿論、十和田からも来ていたとか………。昔おけらに入っていたことのあるitita君を発見。現在は五所川原に住んでいる。退職して2年目だが悠々自適でかなり大型人間になっていた。しばし話をと思ったが、今回はノンストップの大うたごえ喫茶、何曲か一緒に歌って、話す機会は無かった。残念!
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ステージは岩手の高屋さんコンビに変わった。高屋ボッチくんは楽器を何でもこなす。今回はギターがメインのようで、フォークソングでもやるんかな???と思っていたら、何とその通りで、「四季のうた」とか「この広い野原いっぱい」とか………。 |
パートタイム(岩手県) |
nagaseご夫妻 |
リードの厚子さんの声は柔らかな声で、よく通る。ほとんどの曲に手話を付けるのも特徴的である。フォークソングもなかなかいい。選曲もいい。皆さんのよく分かっている、どっかで聞いたことのある曲が一番安心して歌えるものだから………。
後ろのテーブルで、2年前の「深浦のうたごえ」に一泊付きで来てくれた弘前のnagaseご夫妻とtakedaご夫妻の顔も見えた。
nagaseご夫妻には4月の末、bunママの退職のお祝いを一泊付きでやって頂いた。今夜も可愛い駿くんがよそゆきを着て一緒にいた。もう、忘れられているらしく、一瞥されておしまいであった。ここでも数曲を一緒に歌って、お話の機会は無かった。(>_<)
会場で映画「ひだるか」を青森で受け持っている映画センターの佐々木さんともお会いした。 |
監督の港健二郎さんからはオラの事を連絡頂いているとのことで、深浦の自主上映は無理かも知れないが、五所川原上映は是非実現したいものである。
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アメイジング・グレイス大合唱団 |
舞台はアメイジング・グレイス大合唱の時間となり、かなりの人数が舞台に上がる。これだけの人数だと、思っていた以上の大迫力であった。やっぱり合唱は大人数の方がいい感じである。思わず大拍手!
続いて高橋哲子さんの「津軽民謡の夕べ」となった。高橋さんの民謡に合わせて踊りも出てきた。若手のホープ小学校2年生の「ひろくん」である。筋はピカ一。 |
高橋哲子さん |
何でもおじいちゃんが手踊りのチャンピオンだったとかで、その血を受け継いだメリハリの効いたいい踊りを披露してくれた。上がった「花」はしっかり持って退場した。
続いて三味線の演奏。奏者は高橋竹山の孫弟子、津軽漬けを付録につけてくれる「後藤竹春」さんの「津軽よされ節」で、この演奏も素晴らしかった。
舞台の最後は、後藤千万里社中(分科会の皆さん)が会場に大きな輪を作り、津軽甚句を華やかに踊って、きっちり締めた。
高橋さんは、久し振りのうたごえで歌いたかったらしいが、同級生の高屋さんとも会えたし、ご満足の様子だった。
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後藤竹春さん |
会場では、音楽センターからのnew歌集「うた・うた・うた」を利用した。が、体裁の割には文字が小さく、読みづらかった。これ位の明るさだと何とかなるかも知れないが、もう少し暗いと、40代半からの方は読めないと思う。
離せば分かる年頃とはいうものの、文字の大きさにもよる。うたごえ喫茶やうたごえに関わる方々の年齢を考えれば、はっきり言ってともしび歌集に軍配を上げざるを得ない。新しい歌をたくさん取り上げているだけに、とても残念である。
また、今回は2時間のうたごえ喫茶に3組のうたごえリーダー、そして民謡のゲスト出演と、一見忙しそうに見えるのであるが、それそれのリーダーの特徴が出るし、参加していて商いし楽しい。同じリーダーが同じ調子で2時間延々やるのもいいのだが、どーしても一本調子になってしまうので、何回か経験するとマンネリ気味になる。
得意の分野でリーダーを変えるのは、難儀だろうが参加する側からすると、ずっと楽しい。 |
元弘前はとぶえご一行 |
トッポさん・サクラさん(秋田県) |
おっと、閑話休題だ! 残すは30分。(ほんとは20分弱だったが、延長した。担当は秋田合唱団の自称無口な二人、トッポとサクラさん。相変わらずの「六口」振りを遺憾なく発揮して、リードする。
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会場も残り少々を感じ取ってか、ますます声が出て、会場の扉を閉め切っていても、廊下にドンドン響きわたっていた。ラス前は「バラはあこがれ」。この曲は「♪〜バラは………」の部分で輪を作る。最初は片方の親指と人差し指で、次は両手の親指と人差し指、そして両腕で頭上に、続いて隣の人と両腕で頭上に輪を、最後は会場全体をつなぐ輪になる。
今回の会場は人が多くて全体にはなりきれなかったが、D51の皆さんは早々に立ち上がって振りを付けていた。とうとう残りの一曲。当然のように「今日の日はさようなら」。これも会場全員総立ちで歌いかわしていた。
こうしてhotな「大うたごえ喫茶」は終了した。皆さんはとても満足そうな笑顔であった。 |