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■開会セレモニーが終わって、各人ホテルのチェックインと食事。実行委員は次の「大うたごえ喫茶」の準備。

■今回は青森県合同即席合唱団+αが残ってくれていたので、かなり早めに準備を終えることが出来た。まぁー、船頭が多くて大変だったけど。(>_<)
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■大うたごえ喫茶(18:30-20:30)■■

弘前はとぶえガンちゃん&アコちゃん(青森県)

 それでも30分は超えていたらしく、もう6時、早い人はもう受付の前に並んでいた。早々にコンビニ弁当を平らげて、会場の点検・整理に当たる。バタバタしている内に、大うたごえ喫茶の時間となった。東北のうたごえ交流会の中で「大うたごえ喫茶」は開催するのは初めてである。青森市内の方を中心に大うたごえ喫茶用のチケットを大分配ったようであった。後で聞いたのだが、参加者は230名を越え、とうとう入場stopにしたと聞いた。

総合司会:有馬美恵さん
 この頃青森市では「うたごえ」が大流行のようで、昨年の夏には商店街青年部を中心に「どん底」を復興させる「うたごえ喫茶」。今年の6月には別のグループがNPOで元喫茶店を譲り受けて「歌声喫茶」をopenさせたようである。 司会は「有馬美恵」さん。青森で演劇をやっているめんこい女性である。

 2時間を幾つかに分け、青森県→岩手県→秋田県とつなぐ。この間に「アメイジング・グレイス」と高橋哲子氏の津軽民謡が入り、当然今回の研修生が「津軽甚句」を踊ることになっている。休憩無しのコンクなうたごえである。

 蛇足だが、テーブルの上にはnewバージョンの歌集「うた・うた・うた」、紙コップ、小袋入り駄菓子、コーヒーの入ったポット。テーブル一脚に向かい合わせで6人が座る。椅子は結婚式用のやや大振りのもの、であった。
第一部
司会 ガンちゃん+アコちゃん(弘前はとぶえ)
伴奏 ガンちゃん(ギター)
小林さん(アコーディオン)
十日市さん(アコーディオン)
小林康浩さん(ピアノ)
曲目 夏の思い出/浜辺のうた/若者たち
寒い朝/仕事の歌ヒロシマの有る国で

 大うたごえ喫茶が始まった。最初のうたごえリーダーは青森を代表して弘前のガンちゃんとアコちゃんのおしどりコンビ。息はピッタシ。彼は、サークルおけらが健在だった頃、弘前のはとぶえサークルで走り回っていた人。

よねパパ+よねちゃん+小坂さん

うたごえ喫茶大好き人間のbunママ
 現在は二人しかいないということで、サークルおけらと同じ境遇である。あんなにデカイ市で、うたごえのサークルが無いのもと思うが………。まぁー いっか………。

 相変わらずのデカ声で、ギターも壊れよとばかりにノリノリである。アコちゃんもデカ声で、keyが高い。よって会場によく響く。ピアノは壇上で小林さんが下駄を脱いで、これまたノリノリニコニコとやっている。

 会場は、人いきれでムンムンである。そー言えば、このホールは結婚式用に作られたもんだっけ。天井からはシャンデリア、壁にスポット・ライトと来れば、お決まりの披露宴だが………。「若者たち」が出る頃には、声も慣れてきたのか、昔の若者たちが大きな声が響き始めた。、まぁー、つかみはOKというところだろう。

 オラは写真を撮りつつ、あちこちのテーブルを回っってみた。いるいる、懐かしの顔がそこここに………。
ぺーじとっぷ
 みなさん、当年とってどころか、40歳は若返っている感じだ。団塊の世代の退職話が取りざたされて久しいが、うたごえ喫茶が当たり前、人生のどっかでうたごえと出会っている世代である。

 地元の参加者は青森市だけかと思っていたら、弘前から10数人、五所川原からも10数人、聞いたら八戸は勿論、十和田からも来ていたとか………。昔おけらに入っていたことのあるitita君を発見。現在は五所川原に住んでいる。退職して2年目だが悠々自適でかなり大型人間になっていた。しばし話をと思ったが、今回はノンストップの大うたごえ喫茶、何曲か一緒に歌って、話す機会は無かった。残念!

第二部
司会 パートタイム(高屋さんご夫妻/盛岡ひろば)
伴奏 高屋さん(ギター)
トニーさん(ギター)
小林康浩さん(ピアノ)
曲目 翼をください四季の歌切手のない贈り物
この広い野原いっぱい/青い空は
私に人生といえるものがあるなら遠い世界に

 ステージは岩手の高屋さんコンビに変わった。高屋ボッチくんは楽器を何でもこなす。今回はギターがメインのようで、フォークソングでもやるんかな???と思っていたら、何とその通りで、「四季のうた」とか「この広い野原いっぱい」とか………。

パートタイム(岩手県)

nagaseご夫妻
 リードの厚子さんの声は柔らかな声で、よく通る。ほとんどの曲に手話を付けるのも特徴的である。フォークソングもなかなかいい。選曲もいい。皆さんのよく分かっている、どっかで聞いたことのある曲が一番安心して歌えるものだから………。

 後ろのテーブルで、2年前の「深浦のうたごえ」に一泊付きで来てくれた弘前のnagaseご夫妻とtakedaご夫妻の顔も見えた。

 nagaseご夫妻には4月の末、bunママの退職のお祝いを一泊付きでやって頂いた。今夜も可愛い駿くんがよそゆきを着て一緒にいた。もう、忘れられているらしく、一瞥されておしまいであった。ここでも数曲を一緒に歌って、お話の機会は無かった。(>_<) 

 会場で映画「ひだるか」を青森で受け持っている映画センターの佐々木さんともお会いした。
 監督の港健二郎さんからはオラの事を連絡頂いているとのことで、深浦の自主上映は無理かも知れないが、五所川原上映は是非実現したいものである。


アメイジング・グレイス大合唱団
 舞台はアメイジング・グレイス大合唱の時間となり、かなりの人数が舞台に上がる。これだけの人数だと、思っていた以上の大迫力であった。やっぱり合唱は大人数の方がいい感じである。思わず大拍手!

 続いて高橋哲子さんの「津軽民謡の夕べ」となった。高橋さんの民謡に合わせて踊りも出てきた。若手のホープ小学校2年生の「ひろくん」である。筋はピカ一。

高橋哲子さん
 何でもおじいちゃんが手踊りのチャンピオンだったとかで、その血を受け継いだメリハリの効いたいい踊りを披露してくれた。上がった「花」はしっかり持って退場した。

 続いて三味線の演奏。奏者は高橋竹山の孫弟子、津軽漬けを付録につけてくれる「後藤竹春」さんの「津軽よされ節」で、この演奏も素晴らしかった。

 舞台の最後は、後藤千万里社中(分科会の皆さん)が会場に大きな輪を作り、津軽甚句を華やかに踊って、きっちり締めた。

 高橋さんは、久し振りのうたごえで歌いたかったらしいが、同級生の高屋さんとも会えたし、ご満足の様子だった。

ぺーじとっぷ

後藤竹春さん
 会場では、音楽センターからのnew歌集「うた・うた・うた」を利用した。が、体裁の割には文字が小さく、読みづらかった。これ位の明るさだと何とかなるかも知れないが、もう少し暗いと、40代半からの方は読めないと思う。
 離せば分かる年頃とはいうものの、文字の大きさにもよる。うたごえ喫茶やうたごえに関わる方々の年齢を考えれば、はっきり言ってともしび歌集に軍配を上げざるを得ない。新しい歌をたくさん取り上げているだけに、とても残念である。

 また、今回は2時間のうたごえ喫茶に3組のうたごえリーダー、そして民謡のゲスト出演と、一見忙しそうに見えるのであるが、それそれのリーダーの特徴が出るし、参加していて商いし楽しい。同じリーダーが同じ調子で2時間延々やるのもいいのだが、どーしても一本調子になってしまうので、何回か経験するとマンネリ気味になる。
 得意の分野でリーダーを変えるのは、難儀だろうが参加する側からすると、ずっと楽しい。

元弘前はとぶえご一行

トッポさん・サクラさん(秋田県)
第三部
司会 トッポさん+さくらさん(秋田合唱団)
伴奏 エグさん(ギター)
ポコちゃん(ギター)
小林康浩さん(ピアノ)
曲目 花(滝)/故郷(唱歌)/涙(なだ)そうそう
カチューシャ心さわぐ青春の歌ケ・サラ
バラはあこがれ今日の日はさようなら

 おっと、閑話休題だ! 残すは30分。(ほんとは20分弱だったが、延長した。担当は秋田合唱団の自称無口な二人、トッポとサクラさん。相変わらずの「六口」振りを遺憾なく発揮して、リードする。
ぺーじとっぷ
 会場も残り少々を感じ取ってか、ますます声が出て、会場の扉を閉め切っていても、廊下にドンドン響きわたっていた。ラス前は「バラはあこがれ」。この曲は「♪〜バラは………」の部分で輪を作る。最初は片方の親指と人差し指で、次は両手の親指と人差し指、そして両腕で頭上に、続いて隣の人と両腕で頭上に輪を、最後は会場全体をつなぐ輪になる。

 今回の会場は人が多くて全体にはなりきれなかったが、D51の皆さんは早々に立ち上がって振りを付けていた。とうとう残りの一曲。当然のように「今日の日はさようなら」。これも会場全員総立ちで歌いかわしていた。
 こうしてhotな「大うたごえ喫茶」は終了した。皆さんはとても満足そうな笑顔であった。


とことんうたう会 in ATOM(21:00-23:00)■■ ぺーじとっぷ

八戸うみねこ合唱団
 後かたづけもそこそこに、歌集を100冊集めて小林さんの車で会場のATOMというところに向かう。先発隊はもう大分前に到着し、喉が渇いていたのか、もう大はしゃぎであった。

 ここの担当はオラと山形のizumiちゃん。考えてみると、とことん歌う会は自主上映じゃない自主出演でガンガン盛り上がる仕掛けになっているんで、進行役とかは要らないのだが………。

 この店を一番知っている大平さんはまだ来てない。少々のご挨拶をして二人で始めることにした。
 伴奏はピアノを小林康浩さんが担当してくれたし、席で高屋さんがアコーディオンを弾いてくれている。ちょこっとリードして、雰囲気に任せることにした。が、izumiちゃんが「各県の………」という事になり、青森県から順次出番が回ることになった。
 最初は飲まなかったが、舞台も順調のようだし飲むことにした。この店は何でも500円なのだそうで、オラはいつもの焼酎にした。
 焼酎の水割りを注文したが飲んでみると焼酎の味がせず焼酎の「水ばり」である。こんなものをしょっちゅう注文しても埒があかないので、常には飲まないビールに変えた。ようよう酔いが回る。

 この店には楽器がたくさんある。エレキベースだけで10本。グランドピアノとアップライト、真ん中にドデンとWベース、そしてアコーステックのギターが何丁か。まるで楽器屋みたいである。

 そのうち秋田合唱団が「ロック・マイソウル」を始めたので、Wベースを弾くことにした。秘密だが、この曲を小林さんは知らなかった。(^^;) 小林さんのピアノが踊るので、ベースのの乗りがとてもいい。

店内の様子
 こりゃー続けてやろかなと思い、店の人に聞いたら「ああ、これは預かってるもんです。」と冷たい一言。そういうことで、一回ポッキリであった。ゾロゾロ飾ってあるのは預かってるだけらしい。

 それにしても暗い。これでは歌集は見えないかも知れない。それとマイクの通りが良くない。店の人の話だと真ん中からの音しか拾わないのだそうで、マイクに唇をくっつて喋らないと、皆さんの耳には届かないようで、マイク無しの方の声がよく聞こえる。造りはライブ・ハウスのようでいい感じだが、どーもピッタシこない感じであった。

D51合唱団(仙台)
 D51が出てきた。そろいの半纏もお馴染みである。別の曲を歌う予定だったらしいが、小林さんがピアノでリードする。曲は「戦争はもういやだ」=ダウン・バイ・ザ・リバー・サイドの替え歌。歌詞は全て暗記しているので、イントロでその曲を歌える。 これがまた、小林さんのピアノに乗って素晴らしい演奏であった。

 てんでバラバラの職場で、団長の高橋さんが本音とも冗談ともつかぬ口調で「本番が練習!」とか言っていたが、今の自分たちの生きている現実の中から生まれた音であり、声なんだと思う。歌の中に一本筋が入っているというか、とにかく力強く逞しい歌である。やんやの大喝采であった。

青森代表団(提供:ナオちゃん/秋田)

小林さん囲んで…
 写真を撮ろうとカメラを見たら、フイルムじゃないメモリー残量がわずかだ。(>_<) それに暗いので、フラッシュで電池もへこたれてきた。そー言えば、朝からパチャパチャ撮っていたので仕方がない。Wベースは弾けない、写真は撮れない、歌集は見えない、酒は酔わないと、ないない尽くしなので、オシャベリに転向した。司会はいつの間にかかizumiちゃんが一人で仕切っていた。(^^;)

 終了は23時過ぎ。よねパパ+よねちゃん+小坂さんと5人でブラブラと話をしながらホテルまで帰ってきた。今日は、準備や進行・接待と忙しかったので、まともに食事をしてない。小腹が空いたのでホテル脇の居酒屋で腹ごしらえをしてから、ホテルに戻った。当然、疲れでシャワーも使わずバタンQであった。
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第2日目「6月25日(日)」
各県代表者会議(08:15)■■ ぺーじとっぷ
 朝食は7時から。秋田の皆さんも同じホテルであった。朝食はテラスでエグさんと食べた。ここの朝食は「無料」とのこであった。バイキング方式ではなかったが、綺麗に盛りつけられ、コーヒーも飲めた。

 今日の予定は合唱練習がmainで、開始は9時ちょっと前。昨年は、朝食後、部屋で秋田の皆さんとオシャベリをしていて代表者会議に遅刻したので、今年は早めに会場へ向かった。会場までは徒歩1分。

各県代表者会議
司会: 山形センター合唱団 木村泉さん
報告: 事務局
▲今回の参加者は、子供を含めて115名である旨の報告があった。
議題: 次回2006年の開催県について
▲順番としては「山形県」となる。
▲木村さんより、「そのつもりでいる。」旨の発言があり、予定は2007年6月30日との事であったが、場所は未定である。
▲青森県の成功を賞賛する声が多数出された。
他 : その他、特になし
 
 青森からは、各サークル・合唱団の代表が参加した。 昨年は、オラの遅刻と青森県開催の件で時間がかかったが、今年の会議はスムーズだった。 


合唱合同練習(08:45-11:00)■■ ぺーじとっぷ
 代表者会議を終えてホールに戻ると、もう合唱練習が始まっていた。合唱用に小林さんが用意してくれたのは4曲。白いばら祖国(インドネシア)手(荒木栄)一人の手」である。得意の小林専用五線紙に手書きの奴だ。下駄履きにギターを小脇に………はいつものスタイル。

 アメイジング・グレイスは難度が高くてパス!したが、今回のグレードだとなんとか付いて行けそうである。秋田では「ねがい」と「ケサラ」、盛岡では確か「アメイジング・グレイス」だったような気がしたが、いずれもものにはならなかった。ここではデカイ声の人の隣にいたので、何とか音がとれた。歌っていて、ユニゾンが途中からハーモニィになるところがなんとも言えない。
ぺーじとっぷ

合唱合同練習(皆さんの真剣な眼差し………)
 今回は強弱の表現が無かったが、オラにとってはそれも良かった。ボリュームをハーモニィで表現というのだろうか、オラにはよく分からないが、ピアノとかフォルテシモとか、表現したい人によって様々変わる要素がなくても、心地よい響きがあればOKのような気がする。心的な表現に「ねばならぬ!」はそぐわないような、気がしないでもない。

 まぁー、普段やってる人は、ナンジャラホイ!だったのだろうが、オラにとっては新鮮な時間であった。うたごえ喫茶とはまた違った趣があっていい。毎回合唱で………と言われると、考える部分もあるが、人数がいれば、やってみたい分野ではある。 (^-^)

閉会セレモニー(11:30-12:00)■■ ぺーじとっぷ
 合唱練習が終わって、閉会行事。いつもだと各県の初参加の方に感想などを述べて頂くのだが、今回は帰り道が遠いということで省略。事務局のoodairaさんが、今回の参加人数や参加者へのお礼を述べ、会場全体に丸く輪になった。

 次期開催県を代表して、山形のizumiちゃんがご挨拶。代表者会議の項に書いたが、来年の6月30日に予定しているとの事であった。今回の青森県担当で、グルッと東北6県を一周りしたことになる。
 これからは、新しい「東北のうたごえ交流会」を目指していろいろな取り組みにチャレンジして欲しい。それが今後の牽引力になると思っている。

 最後は弘前のガンちゃんとアコちゃんが真ん中に出て、全体の指揮をとる。歌はみんなのうた」だ。こーいう時にはピッタシの歌である。丸くなったみんなが手をつないで、最後の曲を歌いかわした。みんなとてもいい顔だった。

まとめ報告のoodairaさん

 大拍手で解散。オラとbunママは、ホールの出口で皆さんを見送みなさんは、笑顔と握手で再会を約束し、お帰りになった。ようよう、「やって良かった!」と思った時間である。

 今回は、本当に参加の皆さんに助けられた交流会であった。開催すれば何とかなるのかも知れないが、迎える側の対応によっては、とても嫌な思いをすることがある。青森県のうたごえ人口の密度はいまいちだが、県内各地からいろいろな応援・協力を得て、暖かい交流会になったのではないかと思っている。県内のうたごえ大好き人間と、何はとまれとはせ参じてくれた各県のみなみなさまに、感謝致します。楽しい、有意義な時間を本当にありがとう!!

ぺーじとっぷ