わたしに人生といえるものがあるなら【C】

詞曲
訳詞
アメリカ民謡
笠木 透

  ■私に人生といえるものがあるなら
  ■あなたと過ごした あの夏の日々
きらめく草の葉に心がはずみ
野に咲く花に心が通う
  ■私に人生といえるものがあるなら
  ■あなたと過ごした あの夏の日々

愛していたのに あなたは消えた
信じていたのに なぜかわからない
  ■私に人生といえるものがあるなら
  ■あなたと過ごした あの夏の日々

許されるのなら やりなおしてみたい
できることなら あの日に帰りたい
  ■私に人生といえるものがあるなら
  ■あなたと過ごした あの夏の日々



新おけら歌集(04/04/06) / 楽譜:ビーさん(04/09-17/03)
■アメリカの老フォークシンガー「トム・アシュレイ」が歌っていた「Fade Roses=色褪せたバラ」に感動し、彼の青春を自分と重ね合わせて詩を作った。
笠木 透  
■♪〜出来ることならあの日に帰りたい…。原題は「FADED ROSES(色褪せたバラ)」で、元々は「若い頃、二人の女に恋をして美人の方と結婚したが別れてしまった。女は気立てと愛矯が大切だよ。分かった頃には人生は終わりさ」といった内容。フォークシンガー笠木透の意訳によって、日本でもリズミカルに歌われる、フォークソングの定番のー曲となった。
 笠木はフォークウェイズ・レコードで老いたフォークシンガー、トム・アシュレイの歌声に感銘を受け、「誰にきかせようというのでもないが誰かに届けるために歌を風に乗せている」と、フォークソングの基本を確立したという(音楽センター発行『笠木透作品集93』)。フォークウェイズは幅広い民衆の伝承音楽の普及を趣旨としている。
うた新「歌の小箱」170(09/10/26)