・うたごえ交流会 ・うたごえ分科会 ・開会セレモニー ・大うたごえ喫茶 ・とことん歌う会
・代表者会議 ・合唱合同練習 ・アフター交流会 ・うたごえ交流会準備
・うたごえ交流会in秋田 ・うたごえ交流会in岩手 交流会メニュー ツアーmenu おけらとっぷ

■今年のうたごえ交流会は青森県である。昨年の今頃は、青森県での開催の目途が立たず、どーしようか、断ろうか???の状態であった。

■そんな悩みの中、実行委員会を組んで、ようやく開催までこぎつけた。今回は参加者も100名を越え、嬉しい交流会になった。
 このページの曲目をクリックすると、その曲のページにつながります。
 お聴きになりましたら、曲目のページを閉じてください。(戻るにしない

第1日目「6月24日(土)」
■ うたごえ交流会ちょっと前………

 今日は待ちに待った「東北のうたごえ交流会inあおもり」の本番。本音で言うと、よくここまでこれたもんだ!と………。紆余曲折は追々書くことにして、今回のレポートをすることにしよう。
 天候は晴。さい先が良い。お手伝いを考えて早め(10:30)に青森着。Hotelは会場である青森県教育会館の隣。手荷物を預かって会場に向かう。時間が早かったせいか、会場には事務局の大平さんご夫婦だけ。多分、昨夜遅くまでいろいろ準備をしていたのだろうが、口には出さなかった。

 会場はすでに「大うたごえ喫茶」用に準備されていたが、椅子もテーブルも大きくかなり狭苦しい。これは後で手直しすることになった。新しい歌集(音楽センターの「うた・うた・うた」)も準備されていた。大平さんの話によれば、音楽センターでは、この交流会に間に合わせて印刷してくれたとか………。大平さんは自前のPAのsettingに余念がない。

 この大ホールはmain会場であり、第一分科会「楽しい合唱講座」の場所になる。第二分科会は「やさしい民謡講座」で、同じ階の和室。そちらも準備されていた。bunママとよねちゃん(オラは付け足し)が民謡講座の係なので、控室を見せてもらったが、長らく使っていないらしく、かなり汚れていた。bunママがソファーや床を綺麗に掃除してくれた。かなり大変だったらしい。お茶の準備、お菓子の準備と、なかなか忙しい。

 そうこうしている内に、田村実行委員長はじめ青森勢が数人集まって来た。男性(3人)は会場の模様替え。全部やり直しだったので、大変だったし時間もかかった。会場用の横看板を貼り、ようやく会場のsettingが終了。

 終わって間もなく、八戸勢が到着した。よねちゃん、よねパパ、小坂さん、十日市さんだ。よねちゃんとは実行委で、よねパパとは仙台であってはいるが、小坂さんは2年振りくらい、うみねこ合唱団の団長である十日市さんとは初めてである。そうこうしている内に、山形県がマイクロバスで到着。izumiちゃんはじめみなさんお元気そうであった。

 気が付いたら昼を大分過ぎていた。bunママ手作りのお弁当を食べる。青森県勢の集合時間は13:00。地元青森市勢がどさどさと、弘前からもがんちゃんアコちゃんが顔を見せた。食後のコーヒータイムと思ったら、青森県の出し物の打ち合わせと言うことで、大ホールに集合。「母なる故郷」と群読「津軽のはやしうた」を練習した。考えてみると青森県としての全体練習は今回ポッキリ!

 指揮者から注文は出るものの、クリヤーする能わず………。まぁーめぐさくなく(恥ずかしくなく)発表することで、折り合いがついた感じだ。群読も難点あり。八戸からの皆さんや津軽圏で無いところからお出での方々は、読めないし意味も分からない。まぁー何とか土着の津軽衆がケッパルということで、これまた折り合いがついたようだ。


■受付14:00−開会)■■

 練習の最中に、第二分科会の講師である「高橋哲子」さん御一行が到着との知らせ。bunママとよねちゃんは、練習もそこそこに接待に向かった。青森県の出し物は、3回ほどの合わせで、制限時間がいっぱいとなった。

 4階ロビーで受付が始まり、次第に参加者が増えてきた。目の前のエレベーターから各県の参加者が続々降りてくる。オラの東北のうたごえ交流会は、今回で3回目。よって、東北各県の顔見知りが大分増えた。

 あっちで「オッス!」こっちで「こんちはー!」と握手を交わしてる間に、分科会の時間になってしまった。あらら、民謡講座のサポーターだった。思い出し時はすでに遅し、講師の高橋哲子さんが会場入りをするところであった。(>_<)

ぺーじとっぷ

NO 場所 ■参加団体・サークル■ 参加数
1 青森 うたごえサークルおけら (1+1)
2 八戸うみねこ合唱団 (3+2)
3 弘前はとぶえ (5+4)
4 青森アメイジング・コーラス (5+15)
5 秋田 秋田合唱団 (6+10)
6 岩手 うたごえサークルひろば (4+4)
7 盛岡合唱団 (1+2)
8 一関うたごえセンターめろでぃ (1+1)
9 宮城 D51合唱団 (8+0)
10 仙台合唱団 (1+1)
11 みやぎ紫金草合唱団 (0+4)
12 古川つくしんぼ (2+3)
13 セデス (0+1)
14 山形 山形センター合唱団 (5+2)
15 福島 郡山合唱団 (4+8)
* 子供 宮城+山形 (3+3)
* 講師 小林康浩さん・高橋哲子・後藤さん (1+2)
  (M+F)


■分科会(14:30−16:10)■■

1)楽しい合唱講座「アメイジング・グレイスを歌おう」 レポート(文責:八戸うみねこ合唱団小坂恭子さん)

小林康浩さん
場所 4F大ホール
参加 70余名
講師 小林康浩氏
伴奏 清藤妙子氏(ピアノ)
 ここ「楽しい合唱講座」では、小林康浩さんの指導の元、アメイジング・グレイスに取り組み、広い会場にもかかわらず、熱気にあふれ室温上昇ムードでした。小林さんの指導で特に気を付けたいことは、言葉。「言葉を大切に、気持ちを声にのせる。」ということです。
 ダイナミックな強弱。弱の維持のそして表現の難しさ。リズムの注意。ブレスの長さなどなど・・・この曲ならではの難しさますます感じ入りました。

 各地域で、また青森市での事前レッスンで歌いこんできた方々、曲は知っていたものの、初めて合唱にしたという方々など、いろいろな方々が参加されました。
 各パートの部分仕上げを巧みなテンポで、しかもわかりやすく そして時にはユーモアを交えてリラックスさせてくれる小林さんの指導に、心地よい緊張すら感じました。
 この曲の総仕上げは、夕方からの「大うたごえ喫茶」でのアメイジング・グレイス合同発表。参加した方々の歌に込めた思いを存分に発表できました。小林さ〜ん、何点でしたか?

自分たちの声に酔いしれるアメイジングの皆さん
 オラ(bunbun)が担当してる「やさしい民謡講座」が一段落したところで、もう一つの「楽しい合唱講座」の様子を見に行った。講師の小林さんはトレードマークの下駄姿で指導をなさっていた。受付付近から歌声が聞こえてきてはいたが、なかなかどうして立派な合唱になっている。会場では、参加の皆さんがとても熱心に声を出していた。

 青森市では、今回の交流会にあたって「アメイジング・グレイスを歌う会」を組織した。参加者は30−50人ほど。4回ほど集まって練習したとうかがった。この会場にも多数参加しているはずである。こういう取り組みは、やはり人口の多いところでないと、なかなか組織できない。やはり県庁所在地である。

 小林さんの指導も上手い! 語り上手というか、例えが上手いというか、胸にストンとくるように喋る。聞いている皆さんも大きくうなづきつつ、曲をイメージしてるようである。オラのように不器用だと、小林さんの指摘の通りスンナリとは行かないのだが、参加の皆さんは熱心さも熱心だが、やはり指摘を自分のものにできる力量がある。一言二言でガラッと曲想が変わる。熱心な教え子と熱心な指導者が組み合わされば、怖いもの無し!ということだ。
 ピアノの清藤さんも、しっかり小林さんをフォローしてくれて、とてもいい雰囲気の分科会であった。
ぺーじとっぷ


2)やさしい民謡講座「津軽甚句を唄い・踊ろう!」 レポート(文責:八戸うみねこ合唱団米村英代さん)

場所 4F和室
参加 30余名
講師 高橋哲子氏
伴奏 後藤竹春氏(三味線)
踊り 後藤千万里氏(太鼓)

 実行委員会で「せっかく青森でやるんだから津軽民謡はどう?」と言ったら即「それならいい人がいる」と決まった今回の分科会でした。

 短い時間で素人に唄と踊りを教えるのは大変だったと思いますが、手取り足取りで丁寧に教えてもらいました。高橋さんから「さすがうたごえの皆さん、覚えが早い」とほめられました。

高橋哲子さん
 津軽甚句の「唄は良いもの〜」という歌詞が良かったです。県外の人には津軽弁は難しいかなあと思ったのですが、皆一生懸命で初体験の津軽民謡と手踊りを楽しむことができました。分科会ではグループで発表しあい「よし、覚えたぞ!」と思ったのですが、夕方の「大うたごえ喫茶」で、いざ発表となったら手足バラバラで四苦八苦でした。

 スタッフとして参加したのは初めて。判らない事だらけで大汗をかいた1時間半でした。参加者は35名を超える大盛況。反省は歌詞カードを事前に準備しなかったこと。始まってからコピーをしにいきご迷惑をかけてしまいました。また自分が覚えるのに夢中になってしまい参加者に気を配る余裕が無かったことです。裏方に徹すれば良かったと反省しました。

 大学時代にうたごえをやっていた高橋さんが民謡歌手になったのは「小さい頃から民謡が周りに有り、歌いたかったから」と聞きました。我が子が幼いうちにもっと音楽を聞かせて育てれば良かったと思いました。

千万里社中の皆さん

■津軽甚句(ドダレバヂ)■
1 唄はよいもの 仕事が出来る
  話ゃ悪いもの その手が止まる
2 高い山コがら 田の中見れば
  見れば田の中 稲ゃ(いにゃ)よぐ萌出る
3 原子(はらこ)はの木沢(じゃ)のモコ沢(じゃ)のカラス
  今日も稼げど 声高ぐ鳴ぐ
4 お前百まで わしゃ九十九まで
  ともに手足の アリャ 動くまで
5 あまり長いは 甚句が飽ぎる
  ここは良いどご アリャ 中の切り………ずーっと続く

ぺーじとっぷ

 ここはオラのサポートする分科会。始まる前にチームのボスであるbunママからお仕事を言いつかった。津軽甚句の歌詞をホワイトボードに書け!との仰せ、下手くそながら、お手伝いをした。現役時代は横書きonlyで、縦書きはしたことがない。めぐさかったが、これもサポーターの役目である。(>_<)

 会場を見渡すと、結構男性が多い。昨年の「一陽来復」の踊りの時は90%が女性だったし、難し過ぎて男性はあっという間にdrop outで、分科会の最後、てっちゃんの歌に合わせて踊れたのは、女性のみだった。今回は民謡、講師は女性ということで、男心をくすぐったのかも知れない。

 分科会の主担当bunママの開会宣言で開始。オラの喋りよりはるかにいい! 今度から「深浦のうたごえ」の司会はお任せすることにしよう。

後藤千万里さん
 講師の高橋さんがご挨拶。これがまた良く通るデカイ声。津軽弁を織り交ぜながらの講釈はなかなか人を引きつける。初代高橋竹山のお孫さんで、岩手大学ではきたがわてつの一年下。一緒にうたごえをやっていたと聞いた。

 前半は津軽甚句の唄の練習。こぶしなど難しい点を省いて、分かりやすい指導の元、最初は遠慮がちであったが、皆さんは3回ほどでかなり大きな声を出せるようになった。そうそう、よねパパが気を利かせて津軽甚句の歌詞をcopyしてくれた。本来ならサポートのオラの仕事なんだろうけど………(よねパパに感謝!

 後半は踊り。指導者交代で「後藤++」さん。オラはここで中断。まぁー挫折といったほうが正確かもしれない。深浦の盆踊りとほとんど一緒なのだが、身体ごと忘れてしまっていた。(>_<) その点bunママの踊りは大したもんだ。第一分科会の取材から帰ってきたらキッチリ覚えて、真ん中で踊っていた。
 しかし、暑い。みなさんとうの昔に上着を脱いでいる。講師の後藤さんも汗だくでの指導であった。踊りのお師匠さんだけあって、教え方が上手い! 時々高橋さんと三味線が曲を弾いてくれる。

 最後は大きな輪になって踊ることになったが、この時の曲のテンポはこれまでの5割り増し。高橋さんの話だと、これが通常のテンポとか………。まぁー、確かに踊りに合わせるとすればこれ位と思う。歌詞5番までやったが、調子が良くてもっとやりたいくらいであった。終わって汗がドッと………。
 終わりはbunママが進行。高橋さんへの質問の時間を少しとって、和気藹々の中「楽しい民謡講座」に名目を変更し、心地よい汗の中楽しく終わることができた。そうそう、三味線をやってくれた「後藤竹春」さんは、まだ独身で花婿募集中とか………。母親の千万里さんがおっしゃるには、「今だば、津軽漬ば付けてやるから、どーぞ貰ってやって下さい。」とのことでした。津軽漬と民謡のお好きな方は是非お申し込みください。(^-^)

高橋哲子さんからは、「みんな一生懸命に身体を動かして楽しそうでした」。とのお褒めのコメントを頂きました。

3)大うたごえ喫茶作戦会議(司会者と伴奏者)………省略


■開会セレモニー「各県のわんつか一言」(16:20-17:10■■

 プログラムは10分遅れで進行中。どーもオラが進行司会という時は遅れを取り戻せ!という場合が多い。「よげしゃべり」しないでやれ!ということだろう。

 まずは田村うたごえ交流会実行委員長から歓迎のご挨拶である。心から歓迎の意を表してくれ、とてもいい挨拶であった。

 各県の持ち時間は「7分間」なのだそうで、バタバタと進行することにする。まずは歓迎する側として青森県からのstart!である。
 出し物は「母なる故郷」と群読「津軽のはやし唄」。青森県合同即席合唱団というところか。そー言えば、各サークルとかの紹介はしなかったような気がする。


田村実行委員長

青森県合同即席合唱団(秋田合唱団ナオちゃん提供)
 続いて岩手県。サークルのや県の近況を紹介しつつの発表。高屋さんご夫妻は相変わらずニコヤカに仕切っているようだ。秋田合唱団はナオちゃん(今回写真を提供いただいた。)の代表挨拶だったが、例によってエグさんが早く終われとネジを巻く。宮城は、やっぱり参加者が多い。D51や紫金草の皆さんの顔が見える。

 福島もバス仕立てでの参加。近々に全国の「国鉄のうたごえ」が郡山で開催されるとかで、意気高揚というところか。lastは、次期開催を予想される山形県。オリジナル曲に踊りというか寸劇の振りを付けての楽しい紹介であった。

 オラはマイクの前に立ったり写真を撮ったりと忙しかったが、あまりにも雑にやりすぎた嫌いがある。
 まぁー、雑の功名なのか終わりの時間は、ピッタシ予定通りであった。(^^;)
津軽の囃子うた

■「冬」■
男1:
女2:
G1:
G2:
「オドオド鼻オド 馬っこサ乗つてら」
「乗ってらも乗ってら 荷持も乗ってら」
「オドオド鼻オ ド馬っこサ 乗つてら」
「乗ってらも乗ってら 荷物も乗ってら」
………だんだん早く・音強く………
全員: 「オドオド鼻オド 馬っこサ乗ってら」
「乗ってらも乗ってら 荷持も乗ってら」
「オドオド鼻オ ド馬っこサ 乗つてら」
「乗ってらも乗ってら 荷物も乗ってら」
男3: 「おりろ! このわらはんどァ!」
参考: Gは「グループ」のことです。

岩手県合同

郡山合唱団

■「春」■
男1:
男2:
男1:
G1:
G2:
全員
「斎藤のバガわらしー」
「シゲルのもつけ このォ!」
「斎藤べっとう コンベットゥ」
「斎藤べっとう コンベットゥ」
「斎藤べっとう コンベットゥ」
「斎藤べっとう コンベットゥ」

男2:
G1:
G2:
全員
「シゲルも もげるも 鼻もげる」
「シゲルも もげるも 鼻もげる」
「しげるも もげるも 鼻もげる」
「シゲルも もげるも 鼻もげる」
「斎藤 べっとう 鼻もげる!」

秋田合唱団
■「夏」■
男1:
G1:
G2:
全員:
女1:
女2:
男1:
男2:
全員:
「くるだら来い! 喧嘩でこい! はだがで来い!」
「くるだら来い! 喧嘩でこい! はだがで来い!」
「くるだら来い! 喧嘩でこい! はだがで来い!」
「くるだら来い! 喧嘩でこい! はだがで来い!」
「きんたま」
「きんたま」
「きんたま」
「きんたま」
「きんたま邪魔だば 質サ置いで来い!」
………だんだん早く・音強く………
全員: 「くるだらこい! 喧曄でこい! はだがで来い!
「きんたま邪魔だば 質サ置いで来い!」

ぺーじとっぷ

山形センター合唱団

宮城県合同
■「秋」■
女2:
男2:
女1:
男1:
「火事だ 火事だ どご町だ」
「新寺町の 豚小屋だ」
「火事だ」
「火事だ」
………男と女平行して………
男全: 「火事だ 火事だ どご町だ」
「新寺町の 豚小屋だ」
女全: 「火事だ 火事だ 火事だ」
「火事だ 火事だ 火事だ 火事だ」
全員: 「火事だ 火事だ どご町だ」
「新寺町の 豚小屋だ」
「豚のけっつァ 丸焼げだァー」
…最後の『だァー』はバラバラに高い音でFO…
■「岩木山」■
男1: 「さいぎさいぎ どっこいさいぎ」
「お山さはぢだい」
「こんごうどうさ いつになのはい」
「南無きんみょうちょうらい」
男2: 懺悔懺悔 (さいぎさいぎ)
六根懺悔 (どっこいさいぎ)
御山八大 (おやまさはちだい)
金剛道者 (こんごうどうしゃ)
一々礼拝 (いちになのはい)
南無帰命頂礼 (なむきんみょうちょうらい)
全員: 「さいぎさいぎ どっこいさいぎ」
「お山さはぢだい」
「こんごうどうさ いつになのはい」
「南無きんみょうちょうらい」
ぺーじとっぷ