廣瀬中佐（Ｇ）
尋常小學唱歌（第四學年）／大正元年
作詞
作曲		 作詞不詳
岡野　貞一

１
とどろく砲音（つつおと）　とびくる弾丸
荒波（あらなみ）洗（あろ）う　デッキの上に
闇をつらぬく　中佐の叫び
　　■「杉野はいずこ　杉野は居（い）ずや」
尋常小学（大正01） 新訂尋常（昭和08）
初等科２（昭17）
●作詞は巌谷小波の説あり
２ 船内くまなく　たずぬる三度（みたび）
呼べど答えず　さがせど見えず
船は次第に　波間（なみま）にしずみ
　　■敵弾（てきだん）いよいよ　あたりに繁（しげ）し

　
３ 今はとボートに　うつれる中佐
とび来る弾丸（たま）に　たちまち失（う）せて
旅順（りょじゅん）港外（こうがい）　うらみぞふかき
　　 ■軍神（ぐんしん）広瀬と　その名残（のこ）れど
●同名異曲： 尋常小學４（大正１） 検定小学５（昭和04）
新選中学１（昭和４）

歌詞：08/01/18／ｍｉｄｉ：08/06/15-12/12/16／おけらの唱歌