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学者の家に 身は出でて
たちまち上(のぼ)る 雲のうえ
よし禍(わざわい)に かかるとも
■いかでか君を 忘るべき
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4 |
生きては 君につかえたり
死しては 国の文学の
守りの神と 祭らるる
■御稜威(みいつ)は高し仰げ人
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2 |
覆わば覆え 雲霧よ
心の月は くもりなし
ただ一片の 誠忠を
■知るは天地の鬼神のみ
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5 |
仰げ人々 この神を
尽きぬ御いつと もろともに
盛り久しき 梅の花
■開くる御代の めでたさを
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3 |
詩歌のわざも 世にすぐれ
文字の書く道は万世(よろずよ)の
法(のり)を伝えて その徳を
■慕わぬ人は よもあらじ |
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