琵琶湖／うたごえサークルおけら

作詞
作曲

作者不詳

１

歌へや歌へ　世にも名も高き
近江の海の　八つの景
三井につきだす　鐘の音くれて
　　■瀬田の夕日は　影もなし

２

比良の暮雪の　あはれはあれど
なほ石山の　秋の月
矢走（やばせ）の歸帆　ゆくへも消えて
　　■雁や堅田に　おちぬらん

●あはれ：

此語、いろいろの情を表すに用う
ここでは、面白みとでも云ふべきか

３

粟津の晴嵐　げにおもしろく
唐崎さむき　雨の夜半
聞くさへ心　浮かるゝものを
　　■見る人いかに　旅をして

●同名異曲：	小学唱歌５（明治26）	唱歌教科書（明治35）
●同名異曲：	新編教育６（明治39）

歌詞：11/03/20／ｍｉｄｉ：11/04/04x／おけらの唱歌

■演奏注意■

●優美に歌ふべし、決して叫聲を用うべからず。
●第三段なるｆはアイディア●フォーテなり。（第一學年に出たる「朝起」の注意参照）
●第三段末節は稍Ｒｉｔａｒｄａｎｄｏの意あるべし。