護良親王(Cm)
中等唱歌/明治42年5月

作詞
作曲
編曲
杉谷虎藏
ジルヒャー
本居長世


鎌倉山(かまくらやま)の 雲をはらひ
あまつひあふぐ ときは今と
思ひをくだく 座主(ざす)の宮の 衣(ころも)に寒し
  ■深山(みやま)おろし 深山おろし
中等唱歌(明42) 中学唱歌(昭04)
十津川吉野(とづがわよしの) 奈良や熊野(くまの)
いくさの数(かず)は いくそたびぞ
一日(ひとひ)も安き 空は無くて 嵐に雨に
  ■身をばまかす 身をばまかす

晴るると見えし 山の雲は
ふたたび湧(わ)きて 日かげ暗く
あやめもわかぬ 御世(みよ)となりて うらみも深き
  ■土の室屋(むろや) 土の室屋

●同名異曲: 幼年唱歌3(明治34) 中等唱歌(明治42)

●護良親王は後醍醐天皇の皇子で、大塔宮(おおとうのみや)とも言う。建武中興で征夷大将軍・兵部卿。のちに、足利直義に殺された。
歌詞:08/03/13:midi:09/10/05-10/01/05-16/02/22/おけらの唱歌