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■ 深浦のうたごえが大成功を納めて、早やひと月を経ようとしている。毎年のことだが、精魂使い果たし、ボーッとした日々がしばらく続く。

■ 今年もエーちゃんが「速報版」をUPしてくれた。とてもできが良く、「UPやめようかなぁー」と密かに思っていたのだが、エーちゃんやbunママをはじめとする圧力団体が尻をひっぱたき始めたので、ようよう重い腰を………。
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■ミニミニ前夜祭「10月8日(土)」■

オオバクロモジ
■みんなぁー 元気かぁ………
 とうとう「深浦のうたごえ」前日になった。天候は良くない。東京からの「深浦のうたごえバスツアー」の旅行行程には5時20分「夕陽対面」とあったが、この分では無理だ。それに遅れ気味の到着が多いから、晴天でも無理かも知れない。9時過ぎにフクロウさんから携帯で「ただ今、出発!」の連絡が入り、ようよう「深浦のうたごえ」に向けてのエンジンをかけた。

 今年は前夜祭がcutということになった。昨年・一昨年と、うたごえ本番の前日はbunbunちで「プレうたごえ」と称して前夜祭をやっていた。一昨年は唐土さんとその追っかけフアンの皆さん、昨年は神野さんとささいさん、それに神野さんのお誘いでお仲間のバンド「アミーゴ」の方々がお出でになり、大騒ぎの前夜祭であった。
 前夜祭+うたごえ本番+交流会を含めるといったい歌う曲は何曲になるのだろうか。深浦のうたごえは年に一回きりだが、そんな楽しい時間を過ごせることは幸せである。深浦のうたごえの楽しさは、うたごえ本番より前夜祭と打ち上げの交流会が本命なのかも知れない。

 今年のゲストは吉元恵子さん。本日は秋田合唱団の特別うたごえ喫茶のゲストで、土崎の「カフェラテ」で歌うことになっている。秋田に一泊して明日346くんが深浦まで送ってくれることになっている。

 bunbunちもアフターうたごえの交流会の準備でおおわらわである。また、公民館やら旅館、そしてお手伝いの方々との連絡もしないといけない。前日でノンビリできそうだと思っていたら、結構忙しい。
お掃除が大変だったbunbunち

 今回の東京からの「深浦のうたごえバスツアー」はフクロウ便企画で、マイクロバスにこれでもかぁーと人を詰め込んでの「うたごえツアー」である。東京八重洲口朝9時発、深浦まで12時間かかったとか………。名古屋から参加の方もおられて、その方々は+何時間なのだろうか??? バスにギュウギュウ詰めになりながらの旅とうたごえ参加には頭が下がる。


 連絡係を買って出たらしいマルちゃんから要所要所でtelが入るものの、かなり遅れているようである。しかし、あのマルちゃん声が聞こえないくらい歌声が聞こえてくる。どーもかなり元気なツアー参加の方々のようである。

 明日の打ち合わせため、フクロウさん、会ちゃん、モンモンさん、そしてツアーを代表してマルちゃんが我が家に来てくれた。エーちゃんは幹事役で今夜は不参加だ。

 マルちゃんの話だと、この間に歌った曲は120曲を越えるんだそうで、トイレ休憩と食事の時間を差し引くと、5分間で1曲完成させたことになる。そんなにのべつ声を出して、あしたの本番は大丈夫なんだろうか???
ミニミニ交流会 ぺーじとっぷ
 今夜はあくまで打ち合わせなので、ビールで軽く乾杯! もちろん歌は一曲も無し。まぁー、こうして懐かしい顔を語り合うのもいいもんだし、うたごえ前夜ならではのことでもある。

■十二湖のうたごえ「10月9日(日)」■

■深浦の観音さま詣り■■
 今日の天気予報は崩れて「曇りか雨」ということであったが、前日に比べて、まぁまぁの天候となった。バスツアーの皆さんが晴れ男と晴れ女ばっかりなのかも知れない。
 本日は昼前までバスツアーご一行さまの案内役である。bunママは家の始末もあって不参加となり、ツアー皆さまへの手土産(イカ煎餅)を預かってきた。

 目的地その1は観音様(円覚寺)の秘宝見学だ。昨年・一昨年と見学コースに入れてはいたが、十二湖散策で時間を使い果たしパスしてきた場所である。折良く名調子の海浦住職(元同僚と紹介したら、上司と訂正されちまったーぃ(>_<))がお出でになったので、案内をお願いした。

観音様(春光山円覚寺)で記念写真

 久し振りに説明を聞いたが、年と共に磨きがかかりパワーアップしていた。が、長かったぁー! 留まるところを知らぬ名調子なので一カ所の経過時間がどーしても長くなるのである。一番の見所は「船絵馬」に「髷額」そして「毛髪刺繍」であろう。時間的にはover気味であったが、懇切丁寧な名調子にお礼を申し述べて、観音様を後にした。次は十二湖だ。

■十二湖の散策■■
 残念! 紅葉はまだまだであった。昨年は台風さわぎで紅葉どころではなかった。今年は台風にも当たらず木々の葉は痛んでいないが、暖かい日が続いているので葉っぱが成長中なんだと思われる。例によって一番奥にある挑戦館駐車場に車を置いて青池に向かう。

 歩き始めてすぐ、マルちゃんの骨折を思い出した。骨折と言っても傘の骨だが。何でそんなことを思い出したのか分からないが、思い出してしまった。マルちゃんと二人で大笑いであった。参加で気になっていたのが鈴木さんのお母上で、歩けるのかなと思ってたら、かなりシッカリ歩ける方なので安心した。でも高齢なので気を配るようにはしていた。参加の皆さんは、エーちゃんがいたからでもないだろうが、のびのびしていい顔してました。天気もだんだん上り調子だ。

ブナ原生林にてパチリ!
 バスツアーの幹事役であるエーちゃんとマルちゃんは今年も来てくれた。これで初回から連続3回目である。本当に嬉しく大感謝である。青池コースは毎年訪れているせいかbunbunより説明がうまい。よって今回はあまり口を出さないことにした。

 大風が吹かないせいか、道端の名無し小草(って、みんな名前あるけど)も元気いっぱい花を咲かせている。中でもナギナタコウジュは見事に咲きそろっていた。

 そうそう、夏に大崩山の登山道が雨で崩れて、青池が濁り池になったことがあり、エーちゃんが心配して「早めにバスクリンを入れて、深浦のうたごえまでに元に戻しておくように………」とメールをくれたっけな。しかし、東京にいて地元より現地に詳しいというのも、不思議な感じである。

青池はやはり青かった。下流の鶏頭場の池は透明な水だから色が付いている訳では無い。
ぺーじとっぷ

 が、確かに青い! 深さと木立に降り注ぐ光線の加減である。曇りの日はあまり色が出ない。目線の違いで色合いもかなり変化する。ツアー皆さんも「はぁー」と感嘆することしきり。思い思いのポーズをとって記念撮影に余念がないというところか。
 オラもカメラを持って行ったが、一度として青池の「青」を写せたことは無い。今回も同様だと思う。腕ではなくカメラがホンズ無しなのである。

苔むして蒼が映える神秘の青池
 ここも毎年のように手が加えられている。入口には人数のカウンターらしき物が設置され、池の中に人が落ちないように柵も新たに設けたようで、人が自然と触れ合う機会をどんどん遠ざけていうような気がする。ただ、何もしないで事故でもあったりすると、マスコミの「それ見たことか!」攻勢があるので、安全のためと称して自然の中に人工物をドンドコ設置するんだろうな。まぁー、山小屋に泊まって「シャワーが無い!」とかおっしゃる昨今の登山ブームや家庭内のあらゆる家財道具を持参したアウトドアライフが当たり前感覚だと、危険に直面しているという気は皆無だろうから、何があっても人のせいにするだろうし、先手を打ってがんじがらめにしておくのが管理する側にとってはお利口なことなのかも知れない。そのうち青池にエスカレータを付けろの自動ドアを設置せよとか投書の来る時代になるかも知れない………。

 おっと話が横道に………。チョッピリ急な坂を上りきると十二湖の奥座敷への入口に到着である。ここは十二湖でも紅葉の一番の場所である。両側にはブナ林が広がっていて、いかにも森を散策しているという感じがする。

日本キャニオン(十二湖)
 ブナの実を探してみたがほとんど落ちていなかった。これもタイミングを外すとネズミやリス達の小動物及び昆虫の食い物になってほとんど無くなってしまう。仮に落ちていても中身は空っぽである。ブナ実は、熊の越冬用皮下脂肪の素だけあって、実に美味しい。

 ここから沸壺の池へ向かうのだが、モンモンさんは一人もくもくと重いアコーディオン(12-15kgもある)を担いで歩いている。聞くと「慣れてますからぁー」との返事であったが、楽器をやる人は大変だ。Wベースをやる人なんかどーしてんだべ??? また鈴木さんのお母さんも元気のようで、一安心である。

 沸壺の池に着いた。この池のすぐ側には地下水の湧き口があり、そのまま沸壺の池を作っている。十二湖の水源地である。

沸壺の池(十二湖の水源地) ぺーじとっぷ
 この池も青池に負けず劣らず深い青色をしている。少し離れているためか青池に比し有名度ではかなり落ちるが、水の量、色、大きさで青池を凌駕していると、少なくともオラは思っている。

 一昨年にここで唐土さんが歌って以来、湖畔のうたごえは続いている。ここで歌うと、全員森の精と化し、その歌声は森中に響き渡り永遠のこだまとなるのである。

モンモンさんが心得たようにアコーディオンを準備し、当然のように湖畔のうたごえが始まった。およそ30人程の歌自慢が奏でる歌声はそうとうボリュームがある。かつ楽しいから余計に声も出るというもんである。みんないい顔をして歌を楽しんでいる。

 通りすがりの方々もニコニコして中には手を振ってくれる方もいる。

十二湖のうたごえ「沸壺の池」
 うたごえ本番の声慣らしにも丁度いい時間帯だし、場所でもある。歌と森と神秘的な泉を十二分に堪能して、下の茶屋へ向かう。茶屋では薄茶をご馳走してくれる。沸壺の源流から流れ下る水もたっぷり楽しめるし、欲しいという人は入れ物(ペットボトルetc)を用意すればテイクアウトも可能である。なんたって湧きたてホヤホヤの自然の恵みである。

 茶屋に向かう途中もブナの実がたくさんある場所なのだが、やっぱり無かった。今年は不作の年かな??? 車を取りに駐車場へ向かう。ここが一番遠回りの道である。茶屋まで戻ってきたら会ちゃんが何やら手を振っている。「何だべぇー」と思ったら、オラの帽子とカメラのケースであった。沸壺に置き忘れたらしい。あーぁ、年かなぁー。

沸壺の池で「十二湖のうたごえ」記念

 ツアーご一行の大多数は徒歩で玉池(おういけ)に向かったらしく、鈴木さんのお母さんを最優先でバスに乗せ、ビジターセンターへ。何でビジターセンターかというと、ここにはイトウさんがいる。イトウさんはサケ科のお魚でやたらでっかくなる魚なんだそーで、ここで飼われている。ここでは無理(多分)だが隣町の鰺ヶ沢では刺身なぞを食べさせてくれる。川のトロというネーミングだが、さほどとは思わない。珍しいことは確かであるが………。

■ウエスパ椿山と不老ふ死温泉■■ ぺーじとっぷ

 天気も上がってきたせいか、十二湖の人口密度と交通量がやたら多い。この分だと白神岳は麓から頂上まで登山客が並んでいるかも知れない。まぁー、毎日こーだと深浦や岩崎の人はホクホクなんだろうけど………。そーはイカのナンチャラである。

 今年はサンタランドに寄らず、真っ直ぐウエスパ椿山(艫作のレストラン)に向かう。30人の予約を入れてあるので大丈夫とは思うのだが………。やっぱりここもかなり混んでいた。予約は正解であった。ツアーご一行様はここで昼食、その後秘湯中の秘湯といわれる不老ふ死温泉を楽しんだ後、宿からうたごえ会場という日程になっている。


お食事中(ウエスパ椿山)

ここの芝生も…(ウエスパ椿山)

気分は最高!(不老ふ死温泉)

ポスターと吉元さん(ウエスパ椿山)

 ウエスパ椿山のお土産は、観光物産館「コロポックル」がある。ついでに紹介しておくが、ここには「開閉式露天風呂」と「野外ステージ」とガラス工芸館「hoo−」と「かぶと虫館」という、一見不統一な施設がある。残念だが、オラはここで失礼することにした。皆さんは何を食べたんだろうか???


おまけ「十二湖の紅葉だす!」

■リハーサル(アコさま、ゴロン………)■■
 オラが家に帰って一番最初にやるべきことは、Wベース(実は買ったばっかり)と看板を車に積むこと。ところがだ! オラの愛車(テラノ)は能代に入院中だから代車を借りている。こいつはエスクードという可愛いRVなんだが、かなり小さい。テラノだと10分で積載完了のところ、なかなか収まらず一時間もかかってしまった。

 PM2:30前、仙台から流れのギター弾きさんご一行が顔を見せてくれた。が、「まだ早いから、そこら辺ブラブラ………」と言い残して去る。流れさん達が消えたと思ったら、秋田合唱団の346ご夫妻に引率されて吉元恵子さんが我が家に到着だ。ピアノ伴奏のアコさん(秋田合唱団常任指揮者)もご一緒である。
 吉元さんとはインターネット上でのお付き合いだけで、これが初対面。思ったより小柄な方だが、キリッとした若々しい感じの方であった。今夜はbunbunちにご逗留ということになっている。346くんとは義理の姉弟である。

 吉元さんとアコさんは、これから我が家でリハーサルということになっている。ピアノが鎮座する居間は、今夜の交流会場なので座布団のみガラーンとした部屋になっている。こーしてみると結構広い。アコさんは部屋をグルリと見渡したとおもったら、座布団にゴロンと仰向けになって曰く「ああ、じょんのび じょんのび………(下田弁?)」だと。

 吉元さんのリハーサルが始まった。いやはや声のデカイこと! あの身体のどこから声が出てくるのか分からんが、よく伸びるしつややかだし………。やっぱり歌手ではなくて声楽家なんだなぁー、改めて感じた。アコさんは何時にもまして真剣な顔つきである。が、いつまでも聴いてるわけにもいかず、会場へと向かう。
ぺーじとっぷ