からたちの花(F)
満州唱歌・尋常4年(大正15)

作詞
作曲
作者不詳


おぼろ月夜に しくしくと、
白い小さい からたちの
花は涙の つゆにぬれ、
  ■二つならんで 泣いてます。

庭をひろげて 此の垣を、
うつすおごりの ふるまひは、
かたく止めよう、許すまい、
  ■心安めて もう泣くな。

秋の夜ふけに 大臣は、
ゆかし垣根に 来て見れば、
黄色いかはいい、実が二つ、
  ■月に光って をりました。

●同名異曲: 満州唱歌4(大正15) 中等音楽3(昭和22)
おけら歌集「か行」

歌詞:10/04/19/midi:10/05/05