夏は夾ぬ(C)
新撰国民唱歌/明治34年

作詞
作曲
佐々木信綱
小山作之助

卯の花の 匂う垣根に
ほととぎす 早も来鳴きて
■しのびねもらす 夏は来ぬ
おうちちる 川べの宿の
門遠く くいな声して
■夕月すずしき 夏は来ぬ
●5年生の音楽では、第1節と第5節のみ。
●異名同曲 夏(明治26) 夏は夾ぬ(明治39)
さみだれの そそぐ山田に
さおとめが もすそぬらして
■たまなえ植うる 夏は来ぬ

さつきやみ 蛍飛びかい
くいな鳴き 卯の花咲きて
■早苗植えわたす 夏は来ぬ

たちばなの 薫るのきばの
窓近く 蛍飛びかい
■おこたりいさむる 夏は来ぬ
初出=新撰国民唱歌(明治34)

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歌詞:08/04/03/midi:09/08/15-12/02/12-12/12/24/おけらの唱歌/楽譜:ビーさん(2012/10)

■説明と質問■(5年生の音楽)
●音階の図あり。これはハ調長音階といいます。長音階は、はじめの音から順に上へドレミファソラシドと呼びます。ハニホヘトイロを音名といい、ドレミ………を階名といいます。音名と階名とは、どういう点がちがうでしょう。