眠りの精(F)
戦後 中等音楽(一)/昭22年

作詞
作曲
堀内 敬三
ブラームス


月住む園に 花も草も
頸を垂れて 夢を追いぬ
梢のさやぎも 声をひそめ
  ■眠れ 眠れ 眠れ我子よ

小鳥もいつかは 歌をやめて
いこいの屋根を 慕い行きぬ
野辺には虫の音 ひとり告ぐる
  ■眠れ 眠れ 眠れ我子よ

眠らぬ子らを 求めつつぞ
眠りの精の めぐる今宵
あやしきその手の 見えぬひまに
  ■眠れ 眠れ 眠れ我子よ

●異名同曲: 秋漁(明治33) 眠りの精(昭和22)


歌詞:08/03/29/midi:09/09/01/楽譜:bunbun(2016/04/16)おけらの唱歌

■ライン河の下流地方で歌われた民謡で、早く眠らないこどものところへは、砂男がやって来て、眼に砂をかけるという伝説から生まれた歌。これをブラームスが20歳くらいの時、シューマンのこども達のために編作曲したもの。