こいのぼり(F)
エホンショウカ 春の巻/昭和6

作詞
作曲
近藤宮子
作者不詳


屋根(やね)より高(たか)い こいのぼり
(おお)きい真鯉(まごい)は おとうさん
(ちい)さい緋鯉(ひごい)は こどもたち
  ■おもしろそうに 泳(およ)いでる
●作者不詳の2・3番
緑の風に さそわれて
ひらひらはためく 吹き流し
くるくる廻る 風車(かざぐるま)
  ■おもしろそうに 動いてる

 
屋根より高い こいのぼり
大きなお口に 風のんで
五月の空を 元気よく
  ■青いお空を 泳いでる

●同名異曲: 幼稚園唱歌(明治34) 尋常小學5(大正2) 幼年唱歌9(大正04)
エホンショウカ(昭和6) 小学新唱歌3(昭07) 新訂高等小1(昭和10)
児童唱歌6(昭和10) 初等科音楽1(昭和16)


歌詞:08/08/22:midi:09/05/05楽譜:bunbun(2016/09)おけらの唱歌
コヒノボリ考
 この曲は著作権が日本教育音楽協会とされていたましたが、著作権が切れる1981年(昭和56)に同音楽協会の元会長である小出浩平に作詞者を変更した。何故ならば、この曲は年間400万円を稼ぐ名曲だからです。当時76歳であった近藤は、「嘘を付くのは良くないと」、この曲を含めた6曲が自分が作詞した曲であると訴え、裁判を起こして勝訴しました。下に6曲を書いておきます。
1: テフテフ 3: コヒノボリ 5: カミナリサマ
2: タンポポ 4: チューリップ 6: オウマ
 また「日本の唱歌(中)」(講談社)の中で、編者が次のように記しています。
 「赤旗」の昭和45年5月7日に近藤氏が自信の作詞であることを投稿されたことがあったが、編者は無視してしまった失礼をお詫びする。