夏やすみ(C)
新選中学唱歌1(昭和04)

作詞
作曲
犬童球渓
作者不詳


啼く鳥きゝつゝ 業を勵(はげ)
春風あみつゝ 書(ふみ)を讀みし
その日の夢は今 はるけく過ぎさりて
  ■待ちかねたる 夏の休みは來る
●女子音楽教科書
日に日に睦びし 友と別れ
ひとりとならんは 淋しけれど
終日(ひねもす)父母の みもとに侍(さぶ)らひて
  ■楽しき夏やすみ 送るは嬉し

緑の色濃き 森の木陰
(むす)ぶも涼しき 谷の清水
心おかぬ友と 日毎に手をとりて
  ■暑き夏をこゝに 送るも楽し

●同名異曲: 國民唱歌2(明治33) 中学唱歌(明治34) 新訂教育5(明治39)
中等唱歌(明治42) 大正幼年6(大正04) 新選中学1(昭和04)
新訂尋常3(昭和07) 新尋常小4(昭和07) 小学新唱歌(昭和07)
児童唱歌6(昭和10)

歌詞:09/09/15/midi:09/09/21/おけらの唱歌