海國男子(G)
新訂高等小學唱歌(第一學年)/昭和10年


男子用曲
作詞
作曲
作者不詳

ああ 我等は 海國男子
(さひわひ)多き 島國に
心も清く 生い立ちて
渚の砂に 仰ぎ見る
■朝焼たふとき 富士の雪

ああ 我等は 海國男子
アジアにつづく 大海(おほうみ)
(ほまれ)も高き 日本海
かの武夫(ますらを)の 血をくみし
■我等の血潮 高鳴りぬ

ああ 我等は 海國男子
岩根を洗ふ 潮の音(と)
夢路にひびく 子守歌
幼き日より 舵とりて
■海行く業(わざ)を 學びけり

ああ 我等は 海國男子
浦邊の住家(すみか) 睦ましく
富は盡きせじ 太平洋
朝日の海に 帆を張れば
■波はほがらに 招くなり

ああ 我等は 海國男子
(のぞみ)は翔(かけ)る 海遠く
心に抱(いだ)く あこがれは
波乗越ゆる 大艦(おほふね)
■輝きなびく 軍艦旗

●同名異曲: 國民唱歌3(明治33) 新編教育4(明治39) 新編教育5(明治39)
中学唱歌2(明治43) 昭和唱歌6(昭和10) 新訂高等小(昭和10)

歌詞:08/12/21/midi:09/05/05/おけらの唱歌