日本武尊(C)
検定小学唱歌2(昭和4)

作詞
作曲
田辺友三郎
納所弁次郎

昔をうすの 皇子(わうじ)とて
賢き御子(みこ)ぞ おはしける
御智惠(おんちえ)深き その上に
■御力(おんちから)さへ なみならず
またも東夷(とうい)を 討たんとて
駿河の國に 行き給ひ
(ぞく)の計(はか)りし 燒討(やきうち)
■かへりて賊を やいづばら
幼年唱歌2(明治34) 検定小学唱歌2(昭04)
皇子御年(おんとし) 十六の
をりにくまその そむきしを
(みかど)のおほせ かうむりて
■平(たいら)げんとて 出(い)で給ふ

草なぎ拂(はら)ひし 草なぎの
(つるぎ)の光り 輝きて
遠き東の えびすらも
■程なく恐れ なびきたり

ぬく手も見せぬ 懐劍(くわいけん)
くまそたけるを 打取(うちとっ)
やまとたけるの みこといふ
■おんなをえさせ 給ひけり
みこの力に 西(にし)(ひがし)
みな鎭(しづ)まりて その時の
帝の徳(とく)に なつきたる
■みいさをあふげ 人人(ひとびと)

●同名異曲: 幼年唱歌2(明治34) 唱歌教科書(明治35)
中等音楽4(明治41) 小学新唱歌(昭和07)

歌詞08/05/22/midi:09/11/11/おけらの唱歌