舌切雀(D)
検定小学唱歌1(昭和4)

作詞
作曲
田辺友三郎
納所弁次郎


のりをなめたる むくいとて
(した)を切られし 雀(すずめ)をば
いとしといふて 慈悲(じひ)ふかき
  ■ぢぢが尋(たづ)ねて 出かけたり
幼年唱歌1(明治34) 検定小学唱歌1(昭04)
舌切雀(したきりすずめ) 宿(やど)はどこ
尋ねあてたる 竹の門(もん)
むかへに出たる 雀の子
  ■親(おや)もよろこび 馳走(ちそう)する

ささ(酒)のぎげんも 面白(おもしろ)
雀をどりも 面白く
みやげのつゞら 軽(かる)けれど
  ■寶(たから)ぞおほく 出たりける

それをうらやみ よくふかき
ばばがたづねて 馳走うけ
もらいしつゞら 重(おも)けれど
  ■むしこそおほく 出たりけれ

●同名異曲: 尋常小学1(明治38) 大正幼年9(大正04)
検定唱歌1(昭和04) 昭和唱歌1(昭和10)

歌詞08/05/22/midi:09/11/02/おけらの唱歌