君が代(D)
小学唱歌集/初編(明治14年11月)

作詞
作曲
古今和歌集
ウェブ


君が代は 千代(ちよ)に八千代(やちよ)
さゞれいしの 巌となりて
(こけ)のむす まで
  ■うごきなく 常磐(ときわ)かきはに
  ■かぎりもあらじ

君が代は 千尋(ちひろ)の底の
さゞれいしの 鵜のゐる磯と
(あらは)るゝ まで
  ■かぎりなき みよの栄を
  ■ほぎたてまつる

●同名異曲: 第一の君が代(明治02) 第二の君が代(明治13)
第三の君が代(明治14)

■第三番目の「君が代」(作曲:ウェブ)■

● 二番目の「君が代」が作られたその翌1881年(明治14)、文部省音楽取調掛が発行した、日本初の音楽教科書「小學唱歌集初編」(大日本図書株式会社刊)には、それとは全く異なった「君が代」が載っています。

● 一節は、前年に作られた「君が代」に、当時この教科書編修に参加した東京師範学校教員の稲垣千頴が後半の歌詞を創作して補ったとされ、二節の始めの和歌は源頼政の作と言われています。(後半は、やはり稲垣の創作)。曲はイギリスの作曲家が作った賛美歌。
歌詞:06/11/18/midi:08/07/22/おけらの唱歌