君が代(F)
1870年(明治03)

作詞
作曲
古今和歌集
フェントン


君が代は 千代(ちよ)に 八千代(やちよ)
  ■細石(さざれいし)の 巌となりて
  ■苔の生(む)すまで

●同名異曲: 第一の君が代(明治02) 第二の君が代(明治13)
第三の君が代(明治14)

■第一番目の「君が代」(J・W・フェントン)■

● この曲が最初に作られたのは1870年(明治03)。当時横浜の英国公使館を護衛するために、日本に来ていたイギリス歩兵隊の軍楽長であるフェントンの日本にも「儀礼音楽が必要」という進言を、当時薩摩藩兵の将校だった大山巌(後の日本陸軍元帥)を聞き及び、大山が数人と相談して、平素自分が、愛唱している琵琶歌の「蓬莱山」に引用されている「君が代」を選び、その作曲をフェントンに頼んだということとなっている。

● しかし、フェントンは日本語が分からなかったため、この曲では歌詞とメロディーが全くちぐはぐで、評判はすこぶる悪かったようである。このため、後に作り直されることになる。
歌詞:06/11/18/midi:08/07/22/おけらの唱歌