タンポポ 【C】

原詩
作詞
作曲
狩俣 繁久
小森 香子
大西ススム
金網の向こうに
小さな春を作ってるタンポポ
金網の外にも
小さな春を作ってるタンポポ
光り色したタンポポは
金網があっても 金網がなくても
■沖縄じゅうに春を
■ふりまいたでしょう
デモ隊の足下に
光りの花を咲かそうとタンポポ
米兵に踏まれても
それでも花を咲かそうとタンポポ
強く生き抜くタンポポを
金網のない平和な 緑の沖縄に
■みんなの願いを込めて
■咲かせてやりたい
●たんぽぽの曲: たんぽぽ タンポポ タンポポの歌
たんぽぽの詩 たんぽぽの花が咲くとき



おけら歌集(01/02/24) / コロポcheck(03/07/21)
楽譜:ビーさん(2004/09)

■1970年、日本のうたごえ歌曲集に掲載。原詩者は70年当時中学校3年生。受験勉強中に二階の窓から見て書いたこの詩は「沖縄の子、本土の子」という子ども文集のとびらを飾った。原題は「ふまれてもふまれても」。
■♪〜金網の同こうに小さな春を…。1970年作文集「沖縄の子本土の子」の扉を飾った詩を詩人・小森香子が補作し、作曲家・大西進が作曲してうた新同年4/20号に楽譜を掲載。沖縄では愛唱歌となりバスガイドに歌い継がれるようにもなった。
 原詩の狩俣繁久は目宅から数百mに米軍基地があり、基地の内外を問わず春を伝えるタンポポを幼い頃から見てきた。その光景を中学3年時の国語の時間に「ふまれてもふまれても」の原題で書いたもの。長くひめゆり学徒の教師った仲宗根政善に師事し、方言研究専門の琉球大学授に。2004年日本のうたこえ祭典inおきなわよびかけ人。
うた新「歌の小箱」103(08/04/24)