ぞうれっしゃがやってきた「パート1」
wwwww 第1章〜第4章 wwwww

作詞
作曲
清水 則雄
藤村記一郎

サーカスのうた ぞうを売らないで 雪よ降るな 動物園へようこそ 動物を殺せ
悲しみの日 いくさの終わる日まで 本物のぞうが見たい ぞうをかしてください ぞうれっしゃよはしれ
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■第1章「サーカスのうた」■■
こども
「サーカスだ、サーカスだ、サーカスがやってきたぞ!」
  サーカスはいつでも 子どもだちの夢の世界
  サーカスはいつでも 夢を運んでやってくる
  胸はずむジンタのリズム ピエロ達のおどけた仕草
  華やかな空中ぶらんこ 動物達の曲芸
サーカス団長
「登場しました象さん達はアドン、エルド、マカニー、キーコ。4頭のぞうさん達ですよー。まずは逆立ちで皆さんにご挨拶です。どうぞー」
  胸はずむジンタのリズム ピエロ達のおどけた仕草
  華やかな空中ぶらんこ 動物達の曲芸
  サーカスはいつでも 子ども達の夢の世界
  サーカスはいつでも 夢を運んでやってくる
  夢を運んでやってくる………(3回繰り返し)


■第2章「ぞうを売らないで」■■
園長
「サーカスで見た象達の曲芸は、まったくすばらしいものでした。それで是非、私どもの動物園に譲っていただけないかと、団長さんにお願いしたのです。」
「昭和12年、そのころ日本は、中国と戦争を始めたころで、旅ぐらしのサーカスよりも、動物園のほうが平和にくらせるだろうと、団長さんも象を譲ってくださる決心をしたのですが、象使いの娘さん達を説得するのに、ずいぶん苦労をなさったようです。」

象使いの少女(ソプラノ・ソロ)
  悲しい噂はほんとうですか 象は売られてゆくのですか
  悲しい噂はほんとうですか 象は売られてゆくのですか
  どんな苦しいときでも
  悲しみの涙さえ 忘れさせてくれたのは
  象達と一緒のサーカスの舞台

  象と一緒のサーカスの舞台
  観客の拍手、子ども達の歓声
  あの喜びはもう無くなるのですか
  象を売らないで、どこへもやらないで
  象を売らないで、どこへもやらないで
  象達がゆくなら私も行きます
  私も一緒に売って下さい。


■第3章「雪よふるな」■■

  冬の町に雨がふる 道を濡らして雨がふる
  動物園に売られてゆく
  象達のうえにも
  冷たい雨がふる 冷たい雨がふる

  冬の町を象が歩く 雨に濡れて象が歩く
  鼻としっぽをそれぞれに
  列車のようにつなぎあい 冬の町を象が歩く

  サーカスの娘達は しっかりと象に寄り添い
  悲しい別れに涙をためて
  濡れるままに歩き続ける
  雨はいつしか雪にかわり
  別れをつつみふりそそぐ ふりそそぐ

  娘達は寒さを忘れ コートをぬぎ象達にかける
  娘達は寒さを忘れ コートをぬぎ象達にかける
園長
「わが子のように、象達に愛情をそそぐ娘さん達の姿を見て、この人たちのためにも、しっかりと象を守っていこうと、心に誓いました。」
  雪よふるな 娘達の上に 雪よふるな 象達の上に
  雪よふるな 雪よふるな
  別れゆくものたちのうえに


■第4章「動物園へようこそ」■■

  動物園に象がきた サーカスの象達だよ
  長い鼻大きなからだ 優しい目をしてるんだ

  動物園に象がきた サーカスの象達だよ
  アドン、エルド、マカニー、キーコ 四頭の象なんだ
  サーカスの象だから 曲芸もできるんだ
  たる回しも、碁盤乗りも
  さかだちもてきるんだ

  太鼓をたたけドンドコドン
  ラッパを鳴らせトテチテタ
  楽しい象達の 音楽会がはじまる

  動物圃へようこそ ようこそ象さんたち
  これからはいつでも
  ここに来ればあえるね
  動物園へようこそ ようこそ象さんたち
   ※ぼくたちといつまでも なかよしでいよう(※繰り返し)