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歩くこと5分。お向かい側に大学生らしき二人組を発見。道順を尋ねたら、ご一緒してくれることになった。どーも工学部の学生さんのようである。いや、聞いてよかった。道無き道というか、曲がりくねっているというか、すぐそこに会場が見えているにもかかわらず、近寄れない………。おまけに大学生は足が速く、一緒に歩くのが大変だった。それでも直ぐ側まで案内してくれた。なかなか親切な学生であった。
会場は3年前の「日うた」のメイン会場であった。あの時はすんごい人であったが、今回はそれほどの人山ではないだろう。それでも三々五々観客らしき人がやってくる。ちょっと話を聞いたら、演奏者の身内ではなく、この卒業演奏会を毎年楽しみにしているとのことで、大学の催しが地元に定着している感じを受けた。とてもいいことである。 |
「最後の陶酔/Respighi・他」 by広見 |
折角遠くから来たのだから、早めに会場入口に並ぶ。時間通りに開場。結果、前から6列目で、かつ通路よりというbestな場所取りに成功 (^_^)v
しかし、しかしである、今回の会場はフラッシュ禁止(場内放送では言ってなかった)らしく、多分ビデオを取っていると思うので、仕方なくカメラは使わないことにした。
出てきた出てきた。めんこちゃんたちがゾロゾロ。男はizumi君を先頭に合計3名。合唱とかには、かなり問題ありの構成。
いやー、そのめんこちゃん達の出で立ちが華やかであった。一世一代のあでやかなコスチュームを決めている。これって、●●音楽大学では当たり前の風景??? |
「6つの小品 作品118/Brahms」 by藤森 |
「あの目に騎士は/Donizetti」 by丸山 |
「サウンド・オブ・ミュージック・メドレー/Hammersein」 by小林 |
「Aprile四月/Tosti・他」 by山口 |
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ぺーじとっぷ |
んで、後でオラの知ってる音大出のニィーちゃんに聞いてみたら、飛んでもないということが分かった。一世一代のあでやかなコスチュームを決め」られるのは、選ばれた数人ということだった。
若さってーのはエエもんですねぇー、どんな派手な色でも、着こなしてしまう。これはojisanとobasanでは、絶対無理ですね。まぁー、犬の遠吠えで言えることは、「おまえらも、そのうち年取るからなぁー」くらい。この人達が今の言葉を吐くのは、ズーっと先の先。
全員、これでもかぁー!というコスチュームでの演奏会が始まった。最初は全員でディスニーランドの「エレクトリカル・パレード」で、派手派手な開幕だ。続いて各人の演奏曲目に突入である。 ピアノあり、声楽あり、コントラバス、クラリネット、サキソフォーンありで、とても楽しませて貰った。 |
「ピアノソナタ第3番/Chopin」 by矢嶋 |
「スカラムーシュ/Milhaud・他」 by小林 |
「ああ、すばらしい愛の巣・他/Donaudy」 by横山 |
「24の前奏曲Op11/Scriabin」 by水野 |
「ハバネラ/Bizet」 by松島 |
「アレルヤ/Mozart・他」 by尾曽 |
オラはあんまりクラシックの演奏会には参加したことがないので、よく分からないが、思いを込めた演奏というのは、聴く側にも伝わってくる感じがする。
ほとんど全員がが風邪で体調不十分と聞いていたが、それを感じさせる場面はなかった。
特に、声楽には感心してしまった。オラ達だとガラガラでひっくり返ったりするのだが、やっぱり鍛え方が違うようだ。楽器になりきってる感じがした。
また、ピアノの演奏も素晴らしかった。指が15−6本あるんじゃないかー???と思うくらいであった。
まぁー、とにかくオラとbunママにとっては、口があんぐりの時間であった。 |
「ピアノソナタ第23番 熱情/Beethoven」 by祢津 |
「パッサカリア/Miyata」 by宮田 |
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ぺーじとっぷ |
simuraくんが指揮をとった「日本の風景」は、ご当地songの「故郷」から始まって「朧月夜」などの童謡をふんだんに取り入れ、振り付けやら楽器の演奏やら、舞台の脇では液晶プロジェクターで、日頃の自分たちを紹介するなど、なかなかの演出であった。
趣向を凝らした「日本の風景」を終えて、いよいよ終幕だ。舞台に全員が揃い、昨夏のbunbun・bunママコンサートで歌ってくれた「ぼくらのいた場所」を披露する。途中、涙腺がゆるんで歌えなくなった人もいた。
おやきさんによると、この歌は、ことある毎に歌うのだそうで、自分たちのテーマソングということらしい。まだ、お別れ(卒業)には間がある」ものの、こみ上げてくる者を禁じ得ないのだろう。 |
「スペクトラ/Simura」 by志村 |