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■今朝はユックリ目に起床。バイキングの朝食。昨日の朝と全く同様の品揃えである。昨夜も遅くまで、何だかんだ食べたので食欲はイマイチである。
 オラ達が寝ている内にエーチャンは東京に飛んでいるはずだ。もう羽田に着いた頃かもしれない。何たって今日は日曜スクールの卒業式だから。簿記の検定も通ったとかで、オラから言わせると七面八臀の時間遣いだ。
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■3日目「2月27日(日)」■
▲その1:「ぶらぶらとミナミ散策………」
 今日は、十三という所で「きよちゃん慰労会」の予定である。それ以降の予定は無し。かつ、ビーさんも346くんも、伊那の佐々木さんご夫婦もお帰りになる。オラ達の明日も予定は「無ーーし」。ぼんやり、そんなことを考えつつロビーで時間を費やしていた。


法善寺横丁
 朝10時約束通り秋田組がホテルにたずねてくれた。いかにも軽装で旅慣れた感じである。十三の約束時間までは大分間があるので、ミナミをウロウロすることにした。タイガース優勝時のドボンの川(道頓堀)は、ホテルのすぐ側であった。ただ今飛び込み禁止の工事中。

 大通り(御堂筋)を左に曲がると、忽然と繁華街が現れた。まぁー、朝だから人通りは少ない。グリコの看板やらチンドン屋人形で有名な「くいだおれ」も、でっかーい蟹を飾ってある「かに道楽」など、通りいっぱいいろんな店が並んでいる。

 チンドン屋人形のところで写真を撮っていると、みなさん珍しいのか我も我もと記念撮影を始め、結構なひと山となった。

 秋田組は、朝方に法善寺横丁に行ってきたとかで、深浦のお上りさんも連れて行って貰うことにした。狭い露地にびしっと軒を並べて料亭らしき建物が建っている。昨日のワッハ上方のジオラマでは、昔の町並み風になっていたので、それを期待したのだが、その面影はなかった。

 法善寺横丁とういと演歌の「♪〜包丁一本〜晒に巻いてぇ………」で有名(オラだけ???)なので、何か無いかと探したら、ありましたありました。「月の法善寺横丁」の歌碑が建っていました。

 ここで有名なのが「水掛け不動」さんである。ここの不動明王は商売繁盛、恋愛成就などさまざまな願いに御利益があるのだそうだ。このお不動さんのある所が「法善寺」ということになる。

 水をかけてお参りする人がひっきりなしである。年柄年中水をかけられているので、お顔は苔むし、サッパリ見えない。何をお願いしたのか、bunママも水を思いっきりかけてお詣りをしていた。

 そこからしばらくブラブラを続け、十三に向かうことにした。


▲その2:「きよちゃん慰労会………」 ぺーじとっぷ
 十三は梅田から阪急電車に乗り換える。伊那の佐々木さんご夫婦とは十三で待ち合わせることになっている。目的地は「天津閣」、きよちゃんお気に入りの北京料理の店である。佐々木さんご夫婦が早めに着いたとかで、駅まで迎えに来てくれていた。

十三駅前通り
 駅から歩いたのだが、いはやはエロい店がこれでもかこれでもかぁぁぁーと並んでいる。

  深浦には決してない看板と店構えなので、オラは右をキョロキョロ左をウロウロで、歩くのが大変だった。オラのような人のために親切な「無料案内所」もそこかしこにあった。夜だと、目的地に着かんな、こりゃー………(>_<)

  商店街(?)のほとんど端っこに「天津閣」はあった。お客はまだ誰もいなかった。
  中で待つのも暇なので、近くの十三公園に行ってみたが、何も無かった。誰か世話をしてくれる方がいるらしく、綺麗に箒目がついていた。

  車の通りは滅多にない。天津閣の写真を撮っていると、お疲れの様子でuedaさんが見えた。
昨日の「ねぎ焼き」以来である。東京に行って用足しをして、とんぼ返りの新幹線だから、大分お疲れだろう。今日のしきり役登場である。
 しばらくあーたらこーたらとアングルを確かめていたら、マスクをした帽子のおっちゃんがやって来た。きよちゃん登場である。喘息が悪化したらしい。

北京料理「天津閣」
 この「天津閣」はuedaさんの説によると、先代社長が満州鉄道の社用のレストランをしていた方で、内地に引き上げた顧客の勧めで大阪に来て開業したのだそうで、二代目のご当主とすずきさんは古くからのお知り合いという事である。

 きよちゃんは、挨拶もそこそこに、座るなりシャベリ始める。相変わらずオシャベリである。bunママもオラもビーさんも346くんも秋田以来である。佐々木さんはちょくちょくお目にかかっているようだし、uedaさんはおなじみ。そー言えば、秋田の「東北うたごえ交流会」の打ち合わせで346くんと希望くんが、ここでご馳走になっていたんだっけ………。

 bunママはちゃっかりきよちゃんの側に陣取っている。料理が運ばれてきた。総勢9名のお食事会だから、ボリュームはタップリである。
 オラはよく分からんがシュウマイやら唐揚げ、スープにチャーハン………もろもろ。ここは餃子のうまい店でもある。

 きよちゃんの話ももろもろ。満州の話から、歌作りの話、コンサートの盛り上げ方から、語りの「おかず」の話、万歳から落語、健康談議から人生訓まで、もろもろ。

 uedaさんが合いの手を入れる。こんないろいろのきよちゃん人生を「本」にまとめたらと………。きよちゃんが言うには、きよちゃんの人生をまとめると宣言した人は、早めに亡くなっているのだそうで、まだ誰もまとめていない………とか。んで、まとめの話がオラに回ってきた。オラも早死にはしたくないので、丁重にお断り申し上げた。資料としては、きよちゃん語録がごまんとあるので、資料提供には事欠かない。
ぺーじとっぷ
 実際、きよちゃんの話を聞いていると、本当に何でもよく知っているし、視点に一本筋が通っているから話がスッキリしている。現役最高齢シンガーソングライターもいいのだが、歌なしの「毒炎会」をやっても、問題なく人が集まると思う。オラだったら一も二もなく聞きに行く。うたごえ人生だけでも「吉里吉里人」を越えるくらいの厚さになるはずである。

 きよちゃんは、まだ語っている。ビーさんもbunママもニコニコして聞いている。オラは秋田での風呂を思い出した。あの時は朝風呂できよちゃんと一緒になって、お話を伺っていたら、湯にあたってめまいがしたっけ。10分の風呂が1時間にもなったもんなぁー………。おかげで、いろんなお話ができたけどね。

 ユックリ時間を取って、タップリ食べて、いっぱいきよちゃんのお話を聞いて、「きよちゃん慰労会」は大にぎわいのうちに終了した。
 店先で記念撮影をし、来たときと同じ、天国のような町並みから別の商店街を通って、駅前に。きよちゃんは「何ちゃら栗」という半分大口おを開けた「うたごえ」のような栗を買ってきて、誰彼配っている。ビーさんは帰りが気になるのか、十三駅前からタクシーで新幹線まで向かうという。ここでお別れになった。

 佐々木さんご夫婦は、梅田からバスで伊那に向かうし、346くん達も梅田で秋田以来の友達とデートとか………。きよちゃんもuedaさんも梅田まで電車ということになった。


▲その3:「大観覧車 in 梅田………」 ぺーじとっぷ
 梅田は大阪のど真ん中なんだろうな。歩道橋だったかの上でぐるり見たら、ビルビルビルの洪水であった。右手に赤いデッカーーイ観覧車が見える。きよちゃんが「あれに乗ってみようかぁー」という。ここら辺が感性の若さというか、何というかビックリするところである。オラがこの前観覧車に乗ったのは、かれこれ20年も前のような気がする。それも暇つぶしのためだった。

 ということで、赤い観覧車に乗ることにした。「HEP FIVE」とかいう建物でかなり大きい。中には赤いクジラがいる。エレベーターで7階へ。

 チケットを買ってゴンドラへ。全員は乗れないので、秋田+伊那組と深浦+大阪組に分かれた。乗る前に観覧車をバックに記念撮影だ。これはあとでスーベニールとして売るらしい。時間は約15分。地上最高地点は105mだということだ。

 観覧車でもきよちゃんはお話をしている。そのうちブルースハープを取り出し、いろいろと解説をしている。bunママはニコニコして聞いていた。きよちゃんは興に乗ってポギーとベスの「サマータイム」を吹いて聞かせてくれた。んんー、若い。

 それにしても、きよちゃんのバックはドラエモンの腹ポケットのように何でも入ってる。

 そうそう、天津閣でbunママがきよちゃんにオラのデカ頭用の帽子をおねだりしたら、即座にバックからとりだして、プレゼントしてくれたんだっけ。ありがとうございました。

  uedaさんが電車の写真を撮った方がというので、大分狙っていたが、話を聞いたりあちこち見てる間にチャンスを逃してしまった。それにしてもよく見える。パンフには「南に大阪城や通天閣、西は大阪湾や明石海峡大橋、東は生駒山など、大阪市街地をメインに、関西の名所が一望………」とあったが、ビルばっかり目立って、よく探せなかった。

  やっぱり上りがいい。下りは何となくがっかりする。15分は短かった。


 帰りはエスカレーターであった。オラはここで我を忘れて失敗をしてしまい、皆さまにはご迷惑をかけてしまった。ともあれ、佐々木さん達の出発するというバスストップに向かう。なかなかバスが来ないので佐々木さんに聞いたら、バス時刻を30分見間違っていたんだと………

 佐々木さんご夫婦をお見送りし、346くん達は梅田でデートということで別れを告げ、深浦組だけが居残りになった。そろそろきよちゃんもお帰りの時間だし、コーヒーをいっぱい飲んで、お別れをした。uedaさんに途中まで送ってもらい、難波の駅に着いたときは薄暗くなっていた。次々と一緒だった人がいなくなっていくのは、大変さみしいものであるが、今日も楽しい一日であった。わざわざ時間を割いてくれたきよちゃんやuedaさん。ありがとうございました。


■おしまいに………■ ぺーじとっぷ

翌28日は京都にでもと思ったが、前日までの疲れがたまって気が重く、とうとうキャンセルしてしまった。ミナミの文楽会館や新歌舞伎座などをブラブラし、タコ焼きを食べながら「グランド花月」で落語と万才を楽しんだ。

 帰りは青森空港が大雪と言うことで、三沢空港か仙台か伊丹に引き返すかの選択………となり、昨年の久留米ツアーと同じ状態を経験した。この時期、青森からの飛行機の旅は、交通マヒも念頭に置いて計画したほうがbestのようだ。
 心配はしたが、飛行機は青森空港に着陸してくれた。機長に感謝である。ここからがまた大変だった。車の掘り起こしに30分。そこから深浦まで2時間30分だ。

 家の玄関に一歩入ると、疲れがどっと出た。こうしてオラ達の「うたごえツアーin大阪」は終わった。今回もたくさんの方々からたくさんの絆をいただいた。貴重な時間を割いてつき合ってくれた方々に、この場を借りて感謝の意を表します。

 お世話をかけました。本当にありがとうございました。 m(_ _)m