本日も晴天。朝風呂につかって朝飯。朝8時の出発だ。本日の行程は「ホテル−摩周湖−硫黄山−藻琴山芝桜公園−知床斜里(昼飯)−オシンコシンの滝−知床峠−知床五湖−知床さいはて市場−知床ウトロ温泉」(約160km)。 |
摩周湖その2(ガイドさんと) |
硫黄山その1 |
硫黄山その2 |
摩周湖は快晴で霧なし。よって真ん中のヘソみたいな小島も含めて全部見えた。本日は、なかなかラッキーな出足である。
そー言えば、蟹族の時も全部見えたような気がするな??? ただし風は強烈で、早々に売店に駆け込む方々が多かった。
硫黄山ではアイヌの服装をして記念撮影。その昔、網走の囚人が枷をつけて硫黄採掘に従事して、鉄の足かせを付けたまんまゴロゴロ死んでいった場所だとか………。
未だに硫黄の噴出が続く活火山である。噴煙(今流行の硫化水素)で、鈍感なオラでも目と鼻が痛くなった。 |
芝桜公園は残念ながら盛りを過ぎていた。もう一週間早かったら………と、係の人がしゃべっていました。ここで記念撮影。
しかし、見渡すかぎりの斜面に一面の芝桜は圧巻であった。何でも、個人で7割を植え付け、その頃になってようやくボランティアで応援団が出てきたとか。いやはや、そんな方もいるんですねー。
斜里で昼食。駅前整備の真っ最中で、どこの店も仮店舗だったし、道の駅も開発途上ingだ。中に「扇ネプタ」が飾ってあった。
ここは弘前との姉妹都市なので、ネプタ運行が行われている町である。弘前藩からの北方警備が事の始まりである。ただし、一冬で全滅に近い生活だったらしい。全員何とかという病気に掛かって、その病気によく効いたのがコーヒーだったと、どっかで聞いたことがある。
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道の駅「しゃり」 |
ぺーじとっぷ |
芝桜公園 |
オシンコシンの滝(その1) |
オシンコシンの滝(その2) |
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オシンコシンの滝は2つから3つになっていた。すごい水量で、これがお湯だったらと………。ここも蟹族行脚でやって来た場所だ。
海岸の岩は全て真っ黒な玄武岩。知床峠に向かう。この道路は35年前には無かったように思う。
峠のてっぺんに展望台があり、外国が見えた。羅臼から国後までは30kmしか離れてないとか。晴の天気のお陰で国後島を見ることが出来たのはラッキーであった。
知床連山を眺めながら知床五湖に向かう。途中の道路のいたる所からエゾ鹿が出没。最初は「あっ、鹿!」とか声を上げていたバスの中も、終いには「何だば、鹿だなぁー」という有様。 |
ぺーじとっぷ |
国後島遠望(知床峠) |
ことほど左様にシカが多い。中には腹の大きい奴もいた。バスや車はそっちのけで、悠々と道路を横断するし、道路脇の草をはんでいた。この時期、角は落ちてるので、♂か♀かは、判然としない。
カーブのど真ん中で乗用車が止まっている。交通の妨げと思っていたら、林の中にヒグマが一匹。黒くて、顔が判然としないが、確かにクマでかなりデカイ。
バスもカーブにそのまま停車。バスの中は蜂の巣をつついたような大騒ぎとなった。お尻だけだったが、熊公の写真も撮った!
ヒグマには金色と焦げ茶と黒いのがいるそーで、金色が一番凶暴だとか………。 |
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懐かしの知床五湖に着いた。ガイドさんを先頭に2つの湖を散策。途中、鹿に遭遇。バスの中とはまたわけが違う。よくよく見ていたら食事中だったらしく、笹の真ん中の笹笛にする部分だけを引っこ抜いて食べていた。 |
知床五湖 |
辺りを見ると、笹の真ん中だけがなかった。グルッと一回りしてもう一回笹の新芽に出くわすには、かなり広い場所が必要かなと…。帰りの車窓から、鹿が姿が頻繁に見える。が、熊と鹿に遭遇したせいか、誰も声をあげなかった。「見飽きた!」という感じか。
ホテルはベットであった。夕食のバイキングには蟹やジンギスカンまで出て、よりどり見取り。これまでの最高という感じのバイキングであった。
無料のインターネットがあったので、USBメモリーから久し振りにメールをチェックしてみた。メール総数は950件を超えていた。このうち99.99%は不要のものである。削除に20分を要した。
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ホールで、誰かが講演をしている。聞くともなしに聞いていると「オホーツク老人」の話が出てきた。この方は川端隆さん。昭和44年2月下旬、知床半島を18日かけて流氷の上を徒歩で踏破。その間約100キロ。当時31歳。現在69歳。今から41年前の大冒険でした。
詳しくは「drift ice」を参照。ここから、戸川幸夫の「オホーツク老人」(昭和35年)、それを元にした森繁監督デビュー作「地の果てにいきるもの」(昭和35年)。 また、知床旅情(サラバ羅臼)とオホ−ツクの舟唄(この曲は東京に帰ってから作ったもの。メロディは同一)へとつながります。
デッカイ写真(風船岩=現存せず)が飾ってありました。カメラをもってなかったのが残念。サインだけいただきました。 |
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ぺーじとっぷ |