蛍(D)
新訂尋常小学唱歌(三学年)/昭和7年

作詞
作曲
井上 赳
下総皖一


蛍のやどは 川ばた楊やなぎ
楊おぼろに 夕やみ寄せて
川の目高(めだか)が 夢見る頃は
  ■ほ ほ ほたるが灯をともす
新訂尋常三年(昭07) 4年生(昭22)
川風そよぐ 楊もそよぐ
そよぐ楊に 蛍がゆれて
山の三日月 隠れる頃は
  ■ほ ほ ほたるが飛んで出る

川原のおもは 五月さつきの闇夜
かなたこなたに 友よび集つど
むれて蛍の 大まり小まり
  ■ほ ほ ほたるが飛んで行く

●同名異曲: 小学唱歌1(明治14) 新編教育1(明治29) 國民唱歌2(明治33)
幼年唱歌1(明治34) 唱歌教科書(明治35) 新編教育3(明治38)
大正幼年2(大正04) 新尋常小1(昭和06) 小学新唱1(昭和07)
児童唱歌1(昭和10) 昭和唱歌2(昭和10) うたのほん(昭和16)
4年の音楽(昭和22)


歌詞:07/12/12/midi:08/04/09-12/02/12/楽譜:bunbun(2016/04/16)おけらの唱歌

■説明と質問■(4年生の音楽)
●五線に書き入れてある二本のたて線を、ふくじゅう線といいます。このふくじゅう線は終りのしるしです。