明治の大御代(C)
中等音楽教科書4(北村)/明治41年

作詞
作曲
作者不詳
トホーフェン


九重に照日(てるひ)なして 輝く大君
畏くも現(あき)つ神ぞ おろがみたふとめ
やよ 仰げ仰げ 君の御陵威
やよ 見よ見よ みひかり
いざ 諸共に 千代に萬代(まよ)
  ■祝ひて稱(たゝ)へよ 明治の大御代

天つ神寄さし給ふ 君こそ我君
天地(あめつち)の四(よつ)の海も ひとつにより來よ
やよ 仰げ仰げ 四方の人等(ひとら)
やよ 見よ見よ みめぐみ
いざ 諸共に 君が御陵威
  ■祝ひて稱(たゝ)へよ 明治の大御代

●同名異曲: 新訂教育x(明治29) 幼年唱歌4(明治34)
中等音楽4(明治41)

歌詞:11/05/30/midi:11/10/14/おけらの唱歌
■説示と設問■
●設問 連續五度及び八度とは如何。
●説示 當曲の歌ひ始め及び第二段、第二段第三小節等に於て、諸聲音部が八度音程を以て連續辛苦するを見るべし。此の如く、各聲音部が、同一旋律を奏唱して、其中間に他の音を交へざるもの(即ち和聲なきもの)には、和聲上の規則なる連續八度の禁を應用するの要なし。