菅公(G)
中等音楽教科書3(北村)/明治41年

作詞
作曲
作者不詳
オーベル





合唱

思へば去年(こぞ)の 月夜の宴(うたげ)
君が賜(た)びたる かしこき御衣(ぎょい)
昔のなごり 今なほそのまゝ
ここに捧げて 偲びまつる
■あゝ みゆるし下りて
■いつの日にか 我は歸らむ
■あゝ わが罪晴れゆき
■いつの日にか 立ちや歸らむ
●原曲:ディアボロの歌
菅公(明治41) ディアボロの歌(大正08)




合唱
漁火(いさりび)遠く 沖べにまたゝき
よるべもなみの 聲のみして
寝覺の床(とこ)に 落ち來る雁が音(ね)
ゆくへ戀しの わが身なりや
■あゝ いくとせ さすらふ
■月日を我 こゝに送るか
■あゝ こゝろをつくしの
■月の影を けふも見るかな

●あはれ あはれ あはれ あはれ

●同名異曲: 新編教育唱歌(明治29) 幼年唱歌3(明治35)
中等音楽3(明治41) 尋常小学5(大正2)

歌詞:11/09/01/midi:1109/15/おけらの唱歌
■説示と設問■
●説示: 轉調せられたる曲節が、長き小節間継續する場合には、調號を變換する事あり。(當楽譜第五段以下を視よ)
■この曲は歌劇「フラ・ディアボロ」(1830年初演) 。アリア「岩にもたれた」は「ディアボロの歌」として、浅草オペラなどで広く歌われた。