をさなき昔(E)
中等音楽教科書2(北村)/明治41年

作詞
作曲
作者不詳


里わの川の流に 柳の陰の縄手に
遊びし友 集ひし友
蜻蛉(やんま)を釣るや 終日(ひねもす)
丁斑魚(めだか)を捕るや 朝暮(あけくれ)
  ■思へば 思へば
  ■稚(をさな)の昔 こひしや

鎮守の森の木陰に 御寺の縁の日向に
遊びし友 集ひし友
いつもの遊び何々 飯事(まゝごと)さては鬼事
  ■思へば 思へば
  ■稚(をさな)の昔 なつかし

●同名異曲: 明治唱歌3(明治22) 中等音楽2(明治41)

歌詞:11/05/30/midi:11/08/22/おけらの唱歌

■説示と設問■
●説示:: 當曲の最終の小節に、一點小字ホ音と二點小字ホ音とが、共に記されあるは、便宜両者の何れを歌ふも可なることを示せるものなり。