親のめぐみ(G)
唱歌教科書2(明治35)

作詞
作曲
作者不詳


あつく深きは 御親のめぐみ
山も及ばず 海なにならず
泣けばあやかす 寝る目もねずに
  ■病めばかなしむ 食をもくはで

早く笑へよ 笑へば這へよ
這へばあゆめと あさゆうふ祈る
あー ありがたき 御親のこゝろ
  ■胸に刻んで 忘れてならうか

●同名異曲: 唱歌教科書(明治35) へるぷすと(大正11)

歌詞:11/05/24/midi:12/01/23/おけらの唱歌
■演奏注意■
●豫習曲としては「須磨明石」可なり。
●當曲に於て初めて#記號用ゐらる。該音符は初習者には稍困難なれば充分の注意を要するなるべし。
●第3段に於るAtempo.は前段rit.記號によって緩めたる速度を、此の所より再び「元の速度にかへりて」唱ふべきを示せる樂語なり。
●凡て、よくよく發想記號に注意すべし。