夏休(D)
中等唱歌/明治42年5月

作詞
作曲
吉丸一昌
Volkslled


指折るほどにぞ 休はなりて
そぞろに心の あこがれゆくや
風そよそよそよそよ そよろ吹きくる山に
  ■水さらさらさらさら
  ■さらり流るる川に

あさ山たどりて わがこえくれば
みさぐる山々 夢よりあはく
露はらはらはらはら はらりたもとをぬらす
  ■雲ゆらゆらゆらゆら
  ■ゆらり谷間をめぐる

釣篭(つりかご)かた手に 岸辺にたてば
さとわのともしび この間(ま)にあをく
月きらきらきらきら きらり川せにくだけ
  ■魚(うを)ひらひらひらひら
  ■ひらり棹(さお)にぞあがる

まぢかになりたる この夏休
かくてぞ暮(くら)さん 楽しの休
(と)くこよこよこよこよ こよやこの夏休
  ■疾(と)くこよこよこよこよ
  ■こよやこの夏休

●同名異曲: 國民唱歌2(明治33) 中学唱歌(明治34) 新訂教育5(明治39)
中等唱歌(明治42) 大正幼年6(大正04) 新選中学1(昭和04)
新訂尋常3(昭和07) 新尋常小4(昭和07) 小学新唱歌(昭和07)
児童唱歌6(昭和10)

歌詞:08/03/13:midi:10/01/05-16/02/22/おけらの唱歌