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扶桑の空に聳え立つ
富士の高嶺の朝日かげ
かゞやく吉野の桜花
■かをる誉の高雄山(やま)
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8: |
遠近(おちこち)人も仰ぐらん
三笠の山にさし登る
月こそ照らせ武蔵野の
■吾妻の奥の果までも
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栄ゆる影も常盤なる
松の操の松島と
世界にひびく我が国の
■武威高砂の浦の波
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その大島の海までも
変らぬ御代の御光りを
初瀬・龍田の紅葉ばに
■見せて染めなす秋の色
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寄せなば寄せよ鉄石の
砦はかたき天城山
楯を枕に敷島の
■大和心の明石がた
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笠置の麓行く川の
和泉と共にいさぎよき
日本男児の赤心(まごころ)は
■磐手の躑躅(つゝじ)橋立の
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須磨・厳島あとに見て
国に命を筑紫路や
雲に秀づる高千穂の
■嶺より高き大君の
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千歳の松かいにしへの
宮古鎮むる比叡山(やま)
山風荒く吹き捲きて
■荒れ立つ雲の出雲艦
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御稜威溢るる秋津島
引きはかへらぬ武士の
心の弓の八島がた
■八雲・八重山千代かけて
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わが帝国の海門に
ひそめる数万の天竜の
み空に翔らん雄々しさよ
■千里に翔らんをゝしさよ
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まもる千代田の宮柱
立つる功は千早ぶる
神のめぐみの筑波山
■動かぬ御代を世に示す
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守れや鎮遠・済遠艦
万国一系の帝国を
まもれや平遠・操江艦
■皇統無窮の神国を
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金剛・磐城・摩耶・愛宕
赤城・葛城・鳥海山
浪速あれども信濃なる
■浅間の嶽に立つけぶり |
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太字は艦名 |