ドゥビヌーシカ【Em】
+別名:仕事の歌+


ドゥビヌーシカ 仕事の歌
作詞
作曲
訳詞
ボグダーノフ
ロシア民謡
合唱団白樺
1: 悲しい歌 うれしい歌
いろいろ聞いたけれど
忘れられぬ歌は一つ
それこそ仕事のうた
■エフ ドゥビーヌシカ
■ウーフニェム
■エフ ゼリョナヤサーマパイ
■ヂョトパジョル
■ニェムパジョル ニェム
■ダ ウフニェム
5: 道のはたに 山をなして
打ち捨てられた 骨は
皇帝どもの 手なぐさみに
殺された者の 骨
■エフ ドゥビーヌシカ
■エイ ……ref……

●エフからの訳詞 ■エーイ みんなで引けや ……
■エーイ 力を合わせて
■声を合わせ 引けや
2: 親は倒れ 死の間際に
息子に 残すものは
貧しい暮らし つらい定め
悲しい仕事のうた
■エフ ドゥビーヌシカ
■エイ ……ref……

6: 奢る者ら 欲しいままに
酒におぼれる 陰で
積もる雪の 下であえぐ
哀れな ロシアの民
■エフ ドゥビーヌシカ
■エイ ……ref……

3: 親から子へ 子から孫へ
それは 歌い継がれて
身も心も 疲れたとき
慰め 力づける
■エフ ドゥビーヌシカ
■エイ ……ref……

7: 夜の闇も やがては去り
苦しむ民は 目ざめ
皇帝どもを 倒すときに
歌わん 仕事のうた
■エフ ドゥビーヌシカ
■エイ ……ref……

4: シベリアへの 道は遠く
囚われ人は 歩む
鎖の音 うつろに鳴り
流れる 仕事のうた
■エフ ドゥビーヌシカ
■エイ ……ref……
●ドゥビーヌシカの「蘊蓄」



新おけら歌集(07/06/26-09/20)ロシア歴史 /楽譜:ビーさん(07/08-12/10)

■日本ではロシア民謡の代表のような歌。元は1865年発表のポグダーノフの詩「ドゥビーヌシカ」。ドゥビーヌシカとは、舟の荷揚げの時、綱
を曳くろくろの軸木として使われた樫の丸太ん棒の愛称。合唱団白樺指揮者だった故・北川剛の原詩要約(本紙1971年3/20号)によれば「そして働く力が尽きようとした時、私たちは忠実なドゥビーヌシカに助けを求める」「材木を積んだ舟を曳く時、鉄を鍛える時、シベリアの鉱山で働く時、苦しみ悲しみを胸に私たちはこの歌をうたうのだ」などの内容。
 これが、その時々の労働者の闘いの状況に応じて改作され、1905年の第一次ロシア革命の頃から盛んに歌われるようになった。
うた新「歌の小箱」26(06/07/24)