鈴の音 【Cm】
ロシア・ロマンス50選

作詞
作曲
訳詞
マカロフ
グリリョフ
森 おくじ
淋しげな 鈴の音が
ほこリの道をゆく
ひろがる 荒れ野原に
■馭者の歌がひびく
■馭者の歌がひびく

過ぎた恋の 思い出
なつかしい野山よ
昔のことが 浮かび
■思わず涙ぐむ
■思わず涙ぐむ

いつか聞いた 故郷の
悲しいその歌が
さめた私の 胸に
■ふたたび火をともす
■ふたたび火をともす
淋しげな 鈴の音が
ほこリの道をゆく
取者の歌も とだえて
■馬車は行くはるかに
■馬車は行くはるかに
●異名同曲: 鐘の音 鈴(すず) 鈴の音



新おけら歌集(2017/07/09)ロシア・ロマンス50選 / 楽譜:bunbun(2017/08)
■農民出身の作曲家グリリョフ(1803〜1858)は・農村のオーケストラに加わリバイオリンを弾いていた関係で、その美しい曲づくリには特に人気があリましたこの歌は、語りかけるような旋律で、淋しい鈴の音に思わず涙ぐむ、旅ゆく男の哀愁を歌っています。これと同じ歌詞で、「鐘の音は単調に鳴りひびく」という題名の民謡は、以前に来日したドン・コサック合唱団の胸せまる演奏で、日本でも有名になリました。