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■ 朝は不調であった。昨日はやはり飲んだくれたようだ。ビールで止めればいいのに、「飲みほいど」だから日本酒にも手を出したんだっけ………。

■ 頭が痛い、完璧なる宿酔である。同室の米やんもエーちゃんもいない。風呂にでも行ったらしい。
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■第1日目「6月6日(日)」■声の忘れ物…■

  大変だ!「」をどこかに落としてきたらしい。くちパクで声が出ない。嗄れというより無声音が出てくるだけである。ラストの「地底のうた」で、落盤にあい声が埋まってしまったらしい。仕方がないので風呂へ。
 エーちゃんがゆったりと朝風呂を浴びていた。もう少し大きいかと思ったが、意外にこぢんまりした風呂であった。出ない声でごあいさつだ。エーちゃんがお先した。オラは具合が悪かったので、湯にも浸からずボーッとしていた時、とデッカイ人が入ってきた。オラは近眼だからよく見えない。ごあいさつされたのでよく見るときよちゃんだった。


   いろんな健康法を実践しているので、年を感じさせない。肌もツヤツヤしている。さずが鍛えているだけのことはある。出ない声でひと言ふた言お話をした。ももの付近に満州時代の砲弾か何かのかけらが埋まっているとのことで、触ってみたが確かにコリコリと固い何かが埋まっているようである。そこから、きよちゃんの少年兵物語が始まった。

  おけらのカキコ板(掲示板)で何度もお話を見ているが、また別の話である。しかし、良く記憶しているものである。死線を越える経験をオラはしてないので、自分のイメージでしか分からないのだが、それを体験しているか否かは大きいと思う。きよちゃんの同級生も随分少なくなったと聞いた。また、両腕の数珠も友人追悼の意味で一年間だけ付けているのだそうだが、最近は亡くなる方が多くなってきたので、外す数珠よりはめる数珠の方が多いと、ぼやいていた。

  当たってないかも知れないが、きよちゃんの原風景というか、そんなもをかいま見るようなお話であった。それやこれやで、多分1時間以上風呂にいたような気がする。部屋に帰ったら、エーちゃんが「bunbunさん、長湯だねー、1時間も入るのかい???」とビックリしていたから………。オラもこんなに風呂にいたことは無い。声を探しに大広間に行ったら、秋田の面々がごろ寝していた。多分かなり遅かったのだろう。ほんとうにご苦労さまだ。やっぱり、落ちていなかった。

■代表者会議■

  朝食もバイキングであった。米やんは奥様と小坂さんとbunママに囲まれて、ニコニコしながら平らげている。よく飲み、よく食べ、よく歌いと、3拍子も5拍子もそろった、健康優良児みたいな人だ。
 米やんに席を譲ってもらい、朝飯の時間となった。オラも昨日はあんまし食べていないらしく、腹が空いている。白いごはんがうまかった。飲みの翌日はみそ汁と白いごはんが一番です。腹八分目でいくらか、元気が出た気がする。
 コーヒーを飲もうと思ったら、代表者会議とかでレストランを使うらしい。残念、コーヒーはパスとなった。

■代表者会議■
■各県の状況の報告
  青森県のうたごえセンターは八戸「うみねこ合唱団」にあることを確認。
うたごえ協議会の東北代表が山形の木村泉さん、宮城の井上勝代さん。
■東北うたごえ交流会
   2005年は「岩手県」が主管で開催を決定。
2006年は青森県という期待が出されたものの、青森で検討することで決着。
■日本のうたごえ沖縄祭典
   6月中に参加の意思決定をしないと、参加は無理。
宮城の協議会で50人分を確保しているので、利用していただきたい。(木村さん)
■うたごえ新聞
   一覧表参照。各県の目標値あるので、達成できるように取り組んで欲しい。
■その他………特になし
  
■感想■■
  忙しい中、各県の取り組みの報告がなされ、改めて素晴らしい仲間がいることを再確認した。これだけのパワーがあれば、東北のうたごえがもっともっとにぎやかに、底辺を広げられるだろうと確信した。
 しかし、青森の状況は厳しいなー………、ねぇー米村さん!

■合唱練習■「ねがい」/「シャンテ」 ぺーじとっぷ

  本日のメインは合唱練習。指導は忠やんこと山本忠生さんである。オラはあんまし合唱の練習をした経験がない。大学時代に「音研」というのがって、そこに所属だけしていた。ベートーベンの「第九」を原語でやることになって、あちこちからかき集められた中にオラも入っていたのだが、歌ってビックリ、自分の声が聞こえない。んで、わざと外してみたがやっぱり聞こえない。で、何ページかクリアーしたのだが、多分夏休みかなんかで中途半端にしたような………。とまぁー、記憶さえ中途半端な合唱経験なんだなー。

  今日の曲目は「ねがい」と「シャンテ」の2曲。それを2時間でやる。と言うことは一曲に一時間かけるということになる。うたごえ喫茶で一時間だと7−8曲は歌えるのに………などと不遜な考えで参加した。まぁー、この不遜な心構えが声が出せないことにつながったのかも知れない。
 声が出ないから、聞き役と取材に徹することとした。それにしても、一曲一時間は長いと思うけど………。

ねがい 「実況録音(エーちゃん提供)」

  始める前に、忠やんからお話があった。合唱団に対する指揮者という言葉は、どうしても「指揮をする側」と「される側」の二つの異なる立場ををイメージさせてしまう。しかし、忠やんは自分をコンダクターだと思っているのだそうだ。ツアーコンダクターのように、旗をもって参加者の先頭を歩いてゆく形がいいのだそうで、歌う人や伴奏をする人と一緒に歌を作りあげるために、存在するのが自分である。というようなことを話していた。うたごえは元々そんな意味合いが非常に濃い存在である。しかし、最近のうたごえは………。とちょこっと苦言を呈していた。
 曲の順番はジャンケン。これも忠やん流のやり方なのだろう。導入方法は各人によって違うものだから。みなさん、しっかり忠やんに乗せられ、忠やんから見ると「掴みはOK!!」ということになる。

  忠やんは合唱のみなさんとやりとりしながら、言葉をとても大切にする。まぁー、当たり前と言えば当たり前だが、例えば「ねがい」の出だしは「もーしも この頭上………」だが、この場合「もしも」がpointで、「もしもー この頭上………」と歌えば、ミサイルや爆音の否定にすっきりつながって行くと言うアドバイスで、やってみると、この方が10倍もいい。また、ミサイルもミサイルであって、「ミ・サ・イ・ル」ではないという話で、思わず納得してしまう。まぁー、忠やんの話をmidiで表現するとなると至難の業であるが、人間は機械など問題にならないくらい短時間にすんなりと表現してしまう。人間万歳である。休符とは言わず、次の音に続ける間(ま)を取るための記号=「間符」の話やら、コードでの和音の変化やらをわかり易く解説し、みんなから音を引き出していた。

シャンテ 「実況録音(エーちゃん提供)」


  忠やんの手に掛かると曲が間髪をおかず変化していくのが分かる。共に歌い、一つの曲や歌を創り上げていくことの一体感や充実感が合唱の真骨頂なのではないだろうか。もちろん、指揮者の一言一言を吸い取る、吸い取れる自分がいないとできないことだが………。一曲に一時間は「長げーな」と思っていたが、やりとりをし、お互い納得しながらとなると足りないぐらいだと感じた。
 忠やんも、この時間になると10歳は若返る。動くは、しゃべるは、笑うはの和気藹々の中から、ドーンと皆さんのいいところを引っぱり出す。ベテランといえばそれまでなのだが、忠やんのこれまでの生き方がそうさせているのだろう。bunママは、昨晩歌い過ぎて声が出ないのに、いくらでも声が出ると不思議がっていた。

  bunbunにとっては「目から鱗」「耳から栓」の取れた時間であった。

■開会セレモニー■(司会:ヤブさん) ぺーじとっぷ

  閉会セレモニーが始まった。司会から参加者の人数が発表された。一日目82名、二日目104名。参加団体数17団体、個人参加は15名であった。次に、実践講座の講師の方々が講座内容のまとめを発表された。これは「実践講座」に概略を載せてあるので、参考にして欲しい。続いて、参加団体の代表者の方々が感想をひと言づつ発表した。
 2005年度の担当は「岩手県」。実施の時期はまだ未定ながら、やる気満々のごあいさつがあった。2006年に青森県での開催を勧められているが、力不足は否めない。結論を出すには、もう少し時間をいただきたいものである。 m(_ _)m

  最後は、再開を期して全員で「てのうた(手話付き)」を歌った。写真のように全員総立ちできよちゃんを見ながら最後の歌を楽しんだ。名残は尽きねど、この歌で「2004東北のうたごえ交流会in秋田」は幕をとじた。

 みなさん、来年は岩手県で会いましょう!! 



■アフターうたごえ交流会■ ぺーじとっぷ

  ここは秋田市内の「はなこまち」。そうです、秋田合唱団で「奇数月」にうたごえ喫茶を開催する場所。きよちゃんとエーちゃんとはるかさん、それに合唱団の方々とお昼ご飯をいただきました。
もっと時間があれば、秋田の名所旧跡を案内できたと思うのですが、時間的に無理でした。こはんを食べて、ゆったりとお話をして、アフターうたごえ交流会を楽しみました。

  なんと、346くんがお話をしながらウツラウツラと超人的な居眠りをしておりました。(あら!ばらしちゃった) まぁー、それだけあちこちに気を配ってやり遂げた「2004東北のうたごえ交流会in秋田」だったんですねー。

  写真はきよちゃんがbunbunに「お灸」を据えているところです。これで少しでもきよちゃんに近づければいいのですが………。楽しんでいるきよちゃんでした。

 ■最後に、きよちゃんからの書き込みメッセージを紹介して、Repoをおわります。■

 東北のうたごえ交流集に集った皆さん。溢れるほどの元気と情熱と、熱い愛を抱えきれない程、下さって有難う御座いま
した。まるで青春に帰れたような胸が熱くなりました。

 一家で温かく迎えてくださった346さん。余り私のことを知らない東北の皆さんにきよちゃんを紹介してくださり、貴重な時間をコンサートに割いて戴き有難う御座いました。

 bunbunさん、bunママさん「本当に優しい人たちだなー」 「「日本海の冬の厳しさが人の心を優しくさせる」そんな思いを抱いた2日間でした。

 エグさん、眠る間がありましたか? サミーさん、思った通りの可愛らしい女性でしたね。名詞を呉れた皆さんは、こなつさん、アコさん、あんずさん、まんたろうさんの皆さん、名詞を戴かなかった方も沢山の人と握手しましたね。皆さんのあったかーい気持ちを戴きましたよ。

 国労仙台のD51の皆さん、厳しい状況を打ち破る力をより大きくして、闘ってください。奇声を上げていた青田さん、健康の為に「飲みすぎに注意」

 半世紀を共に闘ってきた『うたごえ運動の戦友・忠やん』俺たちの仲間たちは先立った人も多いけど、俺達には、こんなに沢山若い仲間たちがいる、これからも頑張ろうね。命のある限りは。

 エーちゃん、落ち着いた雰囲気なのに「早い、上手い、仕事きっちり」どこかの運送屋さんのCMみたいだけど、凄く頼りになるエーちゃんの存在が、『うたごえ交流運動』の血管(動脈)だと思います。
 そして、ふくろうさん、まだコサックダンスの出来るバイタリティ、落語家に転業しても、上位ランキング間違いなしの、芸達者さは運動の血液かな?
 はるかさん、とても素直な創作家として期待しています。私の先輩は、『文句言わずに先ず100曲作曲しろ。人に歌ってもらったり、演奏してもらって、嫌がられずに演奏してくれたら、いい曲なんだよ。弁解せずに「これが私の音楽です」と言えるようになれば、君は専門家だ。』やってご覧、はるかさんなら出来ると思います。

 あきら君、遠い所をご苦労さんでした。狭い伊那谷に籠っていないで、「同じ想いや情熱』を胸一杯に持った仲間と交流を深め、切磋琢磨することがどれだけ、自分の作品の栄養になって戻って来るか、そうして出来た作品を、「仲間達の所に返して行く」なら、『きっと仲間たちが受け入れてくれるだろうし、みんなの財産と呼べる作品となるだろう』実は、これが私がいつも自分自身に言い聞かせている事です。

 東北のうたごえの皆さん、あなた方の力で私に素敵な勉強の場を与えてくださって有難う御座いました。文化運動にとって創造と鑑賞は『車の両輪のように』大切なものです。クラシックでも、ポピュラーでも、民謡や、外国のエスニックな音楽も、演歌でも、長唄、常盤津、地歌などの伝統的なおんがくでも、鑑賞もしましょう。それを、理解しようとすることが、自分達の音楽を他の階層の人たちに理解を深めていただく近道のようです。

 時間がなくて、言い残したことを述べさせて貰いました。本当に本当に有難う御座いました。また、皆さんとお逢い出来ることを楽しみにしています。  きよちゃんでした。
ぺーじとっぷ