月光の曲(Eb)
新尋常小学6/昭07


作詞
作曲
作者不詳


今宵の月を 題にして
さらば 一曲かなでんと
ベートーベンは 賤が家の
  ■古きピヤノに 手を觸れぬ

やさしく いとどしめやかに
沈める調は ぬばたまの
闇を破(や)りて 冬の月
  ■静かに 空に上るごと
●ぬばたま:枕詞、ヒオウギの黒い実のこと
やがてぞ起こる 物すごき
調は 山の奥深く
魔物むれゐて 夜もすがら
  ■月の芝生に をどるごと

荒波 岸に砕くるか
急流 岩に激するか
ベートーベンは 弾き終へぬ
  ■月の光を 身に浴びて

●同名異曲: 新尋常小6(昭和07) 昭和唱歌6(昭和10)

歌詞:11/05/24/midi:12/03/30-16/02/08/おけらの唱歌