舟行(Eb)
高等小學唱歌(昭和05)

作詞
作曲
作者不詳


ゆるき流を のぼりて行けば
(へさき)の小波(さゞなみ) 岸へ傳ひて
繁れる眞菰(まこも) かすかに戰(そよ)
水打つ竿の 音に恐れて
  ■逃散る魚影(うをかげ) 底にKし

うねる田川を 棹さし行けば
眞白き藻の花 波にゆらぎて
葉につく鮒の 物音とだえ
(ふなばた)近き 葦の陰より
  ■水の面(も)掠めて 鳰(にほ)はかける

里のほとりを 漕ぐつゝ行けば
あさりし鶩(あひる)は 首をもたげて
鳴聲高く 淺瀬に急ぎ
笹舟浮けて 橋に遊べる
  ■子守は手うちて 我をはやす

●同名異曲: 高等小唱歌(昭和05) 高等新唱2(昭和10)

歌詞:11/05/10/midi:11/06/10-16/02/02/おけらの唱歌