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日本の命の こもれる言葉を
襁褓(むつき)の内より 學びし我等
をゝしく優しき 言葉の靈(たま)を
■いひつぎ傳へん 我がはらからよ
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4 |
ゆく雲はゞまぬ 空なす心
とけ入るすべての 文化の光
人種のけぢめを 滅する慈悲に
■國々やはさん 我が同胞よ
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2 |
天(あめ)より下しし 御劔とらして
山川靡けし 苦痛と歡喜
打ちてしやまんと のらしし歌の
■威力を思へや 我が同胞よ
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5 |
小草をそよがす 風だにあつめて
國家の力に 統(す)ぶべき時ぞ
科学に基づく 大文明を
■我が手に建てなん 我が同胞よ
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3 |
世界をつらぬる 八重潮よせては
高浪疾風(はやち)に 逆巻く時も
我等の力は 一つになりて
■ゆるがぬ御國ぞ 我が同胞よ |
6 |
天つ日直(たゞ)さす 國々島々
日本の言葉の 通ずるところ
日つぎの大君 知らあさん國と
■祝(ことほぎ)祀らん 我が同胞よ |