足柄山(G)
新選中学唱歌1(昭和04)

作詞
作曲
作者不詳
西洋曲

足柄山の よはの月
空すみ渡る 笙の音(ね)
草木も 耳をそばだてゝ
■谷の眞清水 ひ゜ゞき合う
さすが名残の 惜しまれて
時秋なほも 御後に
従ふべしと ためらへど
■義光頭(こうべ)を うちふりて
●国定高等小学読本
新羅三郎義光は
更に秘曲を 吹添えて
取出したる 一巻を
■時秋が手に 渡しつゝ

『我戦場に 向ふ身の 
野末の梅雨と 消えんとき
汝にあらでは この曲を
■誰かは後に 傳ふべき

『汝(なれ)が父より 傳はりし
秘曲は之に 蔵(おさ)めたり
今の調(しらべ)を耳にしめ
■都路さして 還れとく』
我は武の為め 家の為め
汝は世の為め 道の為め
つゝがなかれ』と 西東
■露けき袖を 分ちけり

●同詞異曲: 新選中学1(昭和4) 高等小学(昭和5)

歌詞:09/09/15/midi:09/09/20/おけらの唱歌