手まり歌(Am)
国民学校芸能科音楽(初等科音楽一)/昭和17年

作詞
作曲
武内俊子
松島 彜


てんてんてん 天神さまのお祭りで
てんてん 手まりを買いました
  ■てんてん 手まりはどこでつく
  ■梅のお花の 下でつく 下でつく

てんてんてん 天神さまの石段は
だんだん かぞえていくつある
  ■だんだん かぞえて二十段
  ■段の数ほど つきましょう つきましょう

●手鞠の歌: 手 鞠(明治25) 手鞠歌(明治25) 手鞠と紙鳶(大正02)
手まり歌(昭和16) 手 毬(昭和10)


歌詞:08/12/17/midi:09/01/05-12/02/12/楽譜:bunbun(2016/05/21)おけらの唱歌

■日木のわらへうた風に作られた新作唱歌で、作詞は武内俊子(1905〜1945〕、作曲は松島つね。「てんてんてん、てんじんさまの」の句は、地方地方の手まり歌のわらべうたにしばしばみられる接頭句である。伝承されたわらぺうたではないが、『通りゃんせ」と同じように、日本の古典的子供の歌として、郷愁をさそう唱歌である。
 作詞の武内俊子には「かもめの水兵さん」「『船頭さん」「赤い帽子白い帽子」などの作品があり、童話作家として活躍した人である。
金田一晴彦/日本の歌唱2/中央公論社