送別の歌(D)
新訂高等小學唱歌(第一學年)/昭和10年


作詞
作曲
作者不詳


行くかわが友 學舎(まなびや)あとに
さらば翔(かけ)れよ 小鳥の如く
  野はみどりに 萌え
  花咲き 風にほふ この春に
■霞を越えて 光へ 光へ
■希望の 光へ
女學唱歌(明43) 高等小女子1(昭10)
行くかわが友 學舎あとに
さらば漕ぎ出よ 努力の船を
  世の嵐は 吼え
  霧巻き 波荒(すさ)ぶ その海を
■雄雄しく越えて 港へ 港へ
■理想の 港へ

行けやわが友 まさきくあれや
されど思へよ 泉の如く
  その心に 湧く
  盡(つ)きせぬ思出の この窓ぞ
■夢にも通ふ 故里 故里
■こころの 故里
●まさきく→真幸く→「無事で/つつがなく」
●同名異曲: 新編教育2(明治29) 女学唱歌1(明治43) 新訂高小1(昭和10)

歌詞:08/12/21/midi:09/05/05/おけらの唱歌