椰子の実(G)
昭和12年国民歌謡19

作詞
作曲
島崎藤村
大中寅二


名も知らぬ 遠き島より
流れ寄る 椰子の実ひとつ
故郷の岸を はなれて
  ■汝(なれ)はそも 波に幾月
国民歌謡(昭12) おけら歌集「や行」
(もと)の樹は 生いや茂れる
枝はなお 影をやなせる
われもまた 渚を枕
  ■孤身(ひとりみ)の 浮寝の旅ぞ

実をとりて 胸にあつれば
新なり 流離の憂
海の日の 沈むを見れば
  ■激(たぎ)り落つ 異郷の涙

  ●思いやる 八重の汐々
  ●いずれの日にか 国に帰らむ



歌詞:10/07/21/midi:09/01/28/楽譜:Bさん:2013/07