港(D)
尋常小學唱歌(第三學年)/明治45

作詞
作曲
作者不詳


ここは港か 波止場のあたり
大船(ぶね)小船 其の數いくつ
列ぶ檣(ほばしら) 林をなして
  ■集へる様(さま)の賑(にぎは)しや

(かろ)げに浮ぶ 此方(こなた)の商船
ゆるぐ様なき 彼方(かなた)の軍艦(ぐんかん)
つゞく間を 縫ひつゝ走る
  ■小蒸氣艀(はしけ) 忙しや

聞けや入船(いりふね)汽笛をならす
(いづ)れの國より こゝへ着きし
見よや出船は 烟(けむり)を吐いて
  ■萬里もゆくか 勇ましや

船の出入りの いよいよ繁く
日々に榮ゆる 港の様よ
國の富強(ふきょう)の 増しゆくしるし
  ■思へばげにも 頼もしや

●同名異曲: 國民唱歌1(明治33) 尋常小学3(明治45)
大正少年6(大正08) 小学新唱3(昭和07)


歌詞:08/01/14/midi:08/06/02-12/02/12-12/12/24/楽譜:bunbun(2016/07/07)おけらの唱歌
■てっきり「♪〜空も港も………」と思っていました。調べてみたら、全く違う曲でした。某ウィキペデァも勘違いですねー。しかし、今さらながら、我がうかつさにがっかり。masaoさんに、感謝申し上げます。
2015/04/13 bunbun・