旅の暮(F)
明治唱歌 第一集/明治21年5月

作詞
作曲
大和田建樹
ベイリー


落葉をさそふ 森のしぐれ
なみだと散りて 顔をうつ
ふるさと遠き 旅の空
ゆきがた知らぬ 野辺の路(みち)
  ■一夜(ひとよ)をたれ(誰)
  ■やど(宿)(借)らん
●別名:思い出=久しき昔
●異名同曲: むかし乃昔(明治20) 旅の暮(明治21)
思い出(昭和22) 歌集別index
すすきにむせぶ 谷の嵐
夕ぐれさむく 身にぞし(染)
(こ)の間を漏るる 火の光
山邊にひびく 鐘のこえ
  ■うれしや あれに 宿からん
夢にも見ゆる こい(恋)しわがや(我家)
そなたの空は 霧こめて
月影ほそく けむ(煙)るなり
(鳴)きゆく雁も あとき(消)えぬ
  ■あ(明)けなばいそぎ
  ■ 文(ふみ)やらん

●同名異曲: 明治唱歌1(明治21 女学唱歌1(明治33)

歌詞:08/07/13/midi=09/01/23/おけらの唱歌