菊(G)
幼年唱歌四(明34)

作詞
作曲
旗野士良
田村虎蔵


意思(こゝろ)ありとも 白菊 黄菊 
菊はうれしき 御宴(ぎょえん)の名誉(ほまれ)
えてこそ花と 世の秋の
  ■垣根の霜に ほこらめ

露に匂へる 玉菊 小菊
きくもかしこき 御冠(ぎょかん)の挿頭(かざし)
さすがに花と 世の人に
  ■羨まるゝも ことわり

かゝるめぐみの 露さへおきて
むかし賜ひし 御盃(ぎょはい)のかをり
千歳の今も みなと川
  ■浪残(なごり)を嗚呼(あはれ) きくすゐ

●同名異曲: 小学唱歌3(明治17)  新編教育2(明治29) 國民唱歌3(明治33)
幼稚園唱歌(明治34) 幼年唱歌4(明治35)  育児唱歌・秋(明治37)
大正幼年7(大正04) ヘルプスト(大正11) 昭和唱歌4(昭和10)

歌詞:08/05/22-13/01/20/midi:13/01/20/おけらの唱歌