北條時宗(F)
幼年唱歌三(明34)

作詞
作曲
石原和三郎
田村 虎蔵

五尺のからだ 一ぱいに
大和だましひ こもりたる
さがみの太郎 時宗が
■鎌倉しっけん たりし時

忽必烈今は こらへかね
我日の本を  一うちと
時は弘安   四年夏
■大軍つかはし せめ来る

元の大王 忽必烈(クビライ)
支那をのこらず 手に入れて
なほあきたらず 我国へ
■無礼の使を おこしたり

かねてかくごの 時宗は
ふせぎの用意を おこたらず
朝廷にても  神々へ
■勅使たてゝの おんいのり

時宗いかって いくたびか
来る使を   おひかへし
さいごの使の 首をはね
■覺悟のほどをぞ 示しける
たまたま七月三十日(みそか)の夜
にはかにおこる 神風に
三千よそーは こなみぢん
■十万よ人は  水のあわ
●合唱
あなここちよや きみよしや
国威かがやく 日の光

●同名異曲: 幼年唱歌(明治35) 新訂高等小3(昭和10)

歌詞12/06/05/midi:12/07/25/おけらの唱歌