牛若丸(C)
幼年唱歌二(明34)

作詞
作曲
石原和三郎
田村 虎蔵

父は尾張の 露と消え
母は平家に 捕らえられ
兄は伊豆に 流されて
■おのれひとりは 鞍馬山

鏡の宿(しゅく)の 元服に
その名は義経 源九郎
途中の難儀 切り抜けて
■秀衡舘(やかた)に 着きにけり
(かたき)の平家を 滅ぼして
わが家源氏を 起こさんと
昼は学問 剣術は
■人目を忍ぶ 夜のわざ 

ほどなく源氏の 花咲くや
兄頼朝の 命ををうけ
旭将軍 義仲を
■ただ一うちに 滅ぼして
七つ道具を 投げ出して
弁慶あやまる 五条橋
金売吉次が お伴して
■落ち行く道は 奥州路

鵯越えの 坂落し
八島の海の 弓流し
壇ノ浦では 八艘とび
■永くほまれを 残しけり

●同名異曲: 幼年唱歌2(明治34) 尋常小学1(明治44)


歌詞:08/01/26/midi:10/08/12